ブランド立ち上げの方法

【アパレルブランド立ち上げ】リサーチの必要性と売れる商品を作る正しいリサーチ方法

よしみ
よしみ
こんにちは!現役でアパレルデザイナーをしながら、アパレル未経験者のアパレルブランド立ち上げサポートをデザイン~服作成、集客まで トータルでサポートしているブランドプロデューサーのよしみです。

アパレルブランドを立ち上げて

さぁ、洋服のデザインを考えるぞー!

となっている方も多いはず。
でもちょっと待ってください!

アパレル未経験でアパレルブランドを立ち上げる人に多い落とし穴があります。
それは、

リサーチをせずにデザインを考えるこ

いきなりデザインを考えるほど危険な行為はありません。
この投稿では、洋服のデザインに必要な正しいリサーチ方法についてお伝えをします!

アパレルブランド立ち上げリサーチの必要性と正しいリサーチ方法とは?

自分が作りたい服を作るためにブランドを作るのに

なんでリサーチが必要なの?

って思う人もいるでしょう。
しかし、

リサーチをせずにデザインをするのは自らリスクを選択する行為になります。

自分の好きな服を作るのは独りよがりなものになるので「商品」ではなく「作品」になります。

商品化をするためには「売れるもの」を作る必要があります。

では、どのように「売れるもの」を作るのかというと

・ターゲットニーズを知る
・市場のトレンドを知る

ことが大事!

まずはターゲットのニーズを知って市場のトレンドも加味し、
それがあった上で自分のブランドの色をつけていく必要があります。

そのためにリサーチが必要になります。

とはいえ、リサーチってどうやったらいいの?という方も多いでしょう。
次からはリサーチで見るポイントやリサーチの方法についてお伝えをします。

リサーチのポイント

では、リサーチといっても何を基準に見たら良いのでしょうか?
ここでは、リサーチで見るべきポイントを紹介します。

まず、

a)自分のブランドの競合ブランド
b)自分のブランドのお手本ブランド

を見ましょう。
具体的にこの2つについて解説します。

a)自分のブランドの競合ブランド

自分のブランドの競合ブランドとはどんなブランドかというと、自分のブランドの

・ターゲットが近い
・コンセプトやテイストが近い
・価格が近い

といったブランドです。
このようなブランドはデザインはもちろん、アイテム構成やスタイリング、今後の企画の方向性などの参考にもなります。

競合ブランドは3〜5つほどPICK UPしていき、競合ブランドの動向は常にチェックをしましょう。

b)自分のブランドのお手本ブランド

続いて、お手本になるブランドについてです。

お手本とするブランドは自分のブランドよりも

・テイストが似ている
・価格帯が少し上
・トレンドが少し早い

というのがポイントです。

洋服のデザインというのはパリやミラノなどのコレクションから順に一般向けに落とし込みがされます。

<落とし込みされる様子>
コレクションブランド(ラグジュアリーブランド)
 ↓
百貨店や感度の高いセレクトショップ
 ↓
駅ビルなどのファッションビル
 ↓
量販店

ばっくりとまとめるとこのようになります。
この中でももっと細かくは分かれるのですが、自分のブランドの少し先を行っているブランドを参考にすると良いでしょう。

このお手本ブランドをリサーチする理由としては、競合ブランドだけをリサーチしてもネタが被ってしまいマンネリ化するの、少し先を行っているブランドを参考にすることで次仕掛けるべきデザインの予想ができます。

お手本ブランドも3〜5つほど用意しておいて常にリサーチをしていきましょう。

リサーチってどこ見たらいいの?

では、リサーチは具体的にどこを見たら良いのでしょうか?
ここでは、リサーチで見てほしいところを紹介します!

①店頭

まず、店頭を見ましょう!
特にデザイン初心者には店頭を見て欲しいです。

というのは、店頭では

・商品の入れ替わりが明確
・商品のディスプレーを見ることでトレンドがわかる
・素材やディテールを間近で見ることができる
・どの商品が売れているかどうか見れる

という利点があります。

まずは、競合ブランドやお手本ブランドを設定する際にはそれぞれ1つづつはリアルに店舗のあるブランドをセレクトすることをオススメします。

店頭で見るべきポイントは

・アイテム
・アイテム構成
・新作の状況
・SALEの状況
・商品の売れ行きの状況や品揃え(前回見た時から変わっているか)
・色
・素材
・お客様の様子(手にとっている商品やどんな方か)
・企画やキャンペーン
   など

特に競合ブランドのリサーチは定期的に行う必要があるのと、定期的に見た際に前回との違いがわかるように同じ店舗を見ることをしましょう。

②雑誌

次に見てほしいのは雑誌です。

雑誌を見てほしい理由は

・情報が早い
・ターゲットが明確
・トレンドがわかりやすくまとまっている
・ターゲットが知りたい情報が詰まっている(洋服だけではないトレンド情報もわかる)

という点になります。

特に、雑誌は店頭に入る前の情報が見れるので商品情報としては一般人としては一番早く見ることができます。

また、ターゲットニーズを知ることができるのも嬉しいポイントです。

③ECショップ

最近は店頭がなく、ECショップだけのブランドも多く、ECショップの情報もとても大事です。

ECショップで見るべきポイントとしては

・新作の情報
・SALEの情報
・ランキング
・予約商品の情報
・サイズ

・色展開
  など

特にECショップを見る醍醐味としては

①予約商品の情報が見れる
②ランキングが見れる
③店頭にない商品の情報も見れる

になります。
それぞれについて解説をします。

①予約商品の情報が見れる

店頭では今売っている商品情報しか見れないですが、ブランドによっては予約を受け付けている商品の情報が見ることができます。

予約販売を開始した商品の情報が見れるため、デザインの参考にすることができます。

ブランドによっては数ヶ月先の情報まで確認することができるので、アイディアソースとしてチェックしてみましょう。

②ランキングが見れる

ECショップでは売れ筋が見れるランキングが載っているサイトが多いです。

ランキングもサイトによりますが

・日
・週
・月
・年代
・アイテム
・性別

とカテゴリーを絞って検索も可能なのでとても便利です。

「今」売れている商品のランキングを見ることができ、売れ行きを見ながら企画をすることが可能です。

③店頭にない商品の情報も見れる

SALEになったり、少し前の商品だと店頭では見れない商品もありますが、ECショップでは見ることも可能です。

少し前の商品だけど参考にしたい商品がある場合は参考になるので便利です。

④SNS

今の時代はSNSも大事な情報源です。
ベンチマークしていく競合ブランドがSNSをやっているかチェックしましょう。
特にチェックをしていただきたいSNSは

Instagram

です。
最近のアパレルブランドのほとんどはInstagramをやっていますし、Instagramを見ることで他では知れない情報も見ることができます。

・新作の入荷情報
・再入荷情報
・SALE情報
・オススメアイテム情報
・スタッフのスタイリング提案
    など

また、Instagramの強みとしては

ブランドとユーザーの距離が近い

ということです。
ブランドによっては、インスタ上でアンケートを行ったり、インスタLIVEを行うことでユーザーとコミュニケーションをとることで距離を縮めています。

特にインスタLIVEではコミュニケーションを通して

ユーザーのニーズ

を知ることも可能なのでとても参考になります。

⑤コレクション情報

最後に、コレクション情報も押さえておきたい一つです。
全てのアパレルのトレンドの発信源がこパリやミラノのコレクションになるからです。

このコレクションの情報を見てそのままそれを服にしていくのはかなり難しいので、自分のブランドに向けて落とし込む必要があります。

まずはその落とし込むトレンド要素をコレクションからヒントを得ましょう。

<落としこむために見るべき要素>
・テイストやテーマ
・アイテム
・素材
・ディテール
・色
・コーディネート
  など

この中から

自社ブランドに合わせてトレンド要素をPICK UPして取り入れデザインに落とし込みましょう。

>関連記事:未経験からのプランドが立ち上げについてはこの記事もオススメ

まとめ

ブランドを立ち上げデザインをする前にはまずはリサーチが重要だということがわかっていただけたでしょうか?自分のターゲットに合わせてリサーチするブランドを定めて定期的にリサーチを行いましょう。

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