ブランド立ち上げの方法

アパレル未経験者必見!アパレルブランド立ち上げに重要なリサーチってどこするの?

よしみ
よしみ
んにちは!現役でアパレルデザイナーをしながら、アパレル未経験者のアパレルブランド立ち上げサポートをデザイン~服作成、集客まで トータルでサポートしているブランドプロデューサーのよしみです。

アパレルブランドを作って服をデザインする際にまずはリサーチをすることが必要であることがわかった!
という方も多いでしょう。でも、

具体的にどこをリサーチしたらいいのかわからない…

という方も多いでしょう。
また、ブランド立ち上げをしたらもうリサーチをしなくなってしまう危険行為をする方も多いのが現状です。

今回はブランド立ち上げでのデザイン作成時にリサーチすべき場所とサイトの紹介からどれくらいの頻度でリサーチすべきかをご紹介していきます!

アパレルブランド立ち上げデザイン作成リサーチってどこするの?

アパレルのデザインをする際には幅広くリサーチを行う必要があります。
大まかに分けると

①店舗
②ECサイト
③SNS
④雑誌
⑤コレクション

に分かれます。

これらを具体的に見ていく必要がありますが、そのためにまず必要なのが

自社ブランドの立ち位置を知る

ということが大事です。
その上で

・自社ブランドの競合
・自社ブランドのお手本ブランド

を設定してリサーチを行う必要があります。
>リサーチの方法についてはこの記事で詳しく解説しています。

この記事では、それを踏まえた上でさらに詳しくどこを見るべきかを紹介します。

①店舗

アパレル未経験であれば必ず店舗は見ましょう。

店舗を見るだけでも

・アイテム
・素材
・価格
・レイアウト
・スタイリング
・売れている商品
  など

多くの情報を知ることができます。

ネットなどでは分からない情報があるのと、特に素材に関しては店頭で見て触っていただきたいのでリサーチをする際に店頭のリサーチは必ずしてください。

その際に、お住まいの場所にもよりますが

・お手本ブランド
・競合ブランド

の両方の店舗がある地域を選択していただくと、リサーチがしやすいです。
都内近郊にお住まいの方でいえば、

新宿がオススメです。

理由としては、新宿だけで百貨店からセレクトショップ、駅ビル、ファストファッションまで網羅しているためです。

ここでは、新宿で見てほしいリサーチポイントを紹介します。

百貨店

伊勢丹

伊勢丹は百貨店の中でも特に感度の高いブランドが多く揃うのと、今人気のブランドがいち早く入ります。

最近では2階が階全体がセレクトショップのような構造になっているため、他の百貨店では少し敷居が高いと感じていたブランドも見てまわりやすく、手に取りやすいです。

ハイブランドからDCブランドまでとにかく最先端のブランドを幅広く見れるのでオススメです。

高島屋

伊勢丹に比べるとハイブランドに寄りがちにはなりますが、上の方の階にスポーツ系のブランドが多く揃っているのが特徴です。
感度の高いオシャレなスポーツウェアは高島屋を見るのがオススメです。

また、下の階にはTOKYU HANDSが入っているためライフスタイルに属した商品も同時にリサーチできるのは嬉しいです。

駅ビル系

Newoman

LUMINEと同じ系列のNewomanはファッション感度の高い人向けのブランドが多く揃います。

少し大人に向けた落ち着いたカジュアルからモードな服が多く揃います。

価格帯も少し上のため、競合ブランドはもちろん、お手本ブランドとしてリサーチするのにオススメです。

LUMINE1、2

今人気のブランドが多く揃います。
カジュアルを中心にモードまでテイストは幅広く、キレイめのセレクトショップもここに入ります。

価格としては中価格帯が多いです。

LUMINEエスト

LUMINEに比べてヤングに寄ったブランドが多いです。
ヤングカジュアルを中心として、人気のカジュアル系のセレクトショップまで揃います。

価格帯としてはリーズナブルなものが多いです。

ミロード

揃うブランドとしてはLUMINE ESTと近いです。
ただ、ブランドによってはミロードにしかないブランドもあるので、ヤングカジュアルのデザインを行う場合はぜひ合わせてリサーチをしていただきたいです。

丸井

揃うのはキレイめなエレガンス、フェミニン系のOLスタイルのブランドです。
百貨店のキャリア系の売り場の雰囲気に近いですが、このゾーンを企画する場合はリサーチをしましょう。

ファストファッション

ZARA

ZARAはファストファッションの中でもトレンドが早く、感度も高いです。コレクションからのトレンドの落とし込みも上手なのでリサーチしましょう。

H&M

ZARAに比べると価格帯が低いのと感度としても少し落ちるのですが、ヤングをターゲットとした市場に対してのトレンドの落とし込みはとても勉強になります。

UNIQLO

どんなテイストでも見ていただきたいのはUNIQLOです。
UNIQLOはドマスの市場をターゲットとしているため、一番のマスのブランドが何を今仕掛けているのかがわかります。
少し前までトレンドだったアイテムもUNIQLOまで来るとかなりデザインも落とし込まれて着やすいデザインになっているのと、一般にトレンドが落ちたことを確認できます。
ベーシックなアイテムを企画する方はもちろんのこと、日本の一番のアパレルの動向を確認するためにも見ておきましょう。

GU

UNIQLOに比べると「今」のトレンドを上手に取り入れていますが、ZARAに比べると奇抜なデザインもなく、日本市場に溶け込んだ商品を確認できるのと、UNIQLO同様に一般へ落ちたトレンドを確認できます。
とはいえ、GUと同じ商品では戦えませんので、特にヤングカジュアルを企画する場合はGUでどんな商品を売っていてどのように差別化していくかを考えましょう。

スポーツ

最近はアウトドアやゴルフの人気もありスポーツ市場も賑わっています。

小田急ハルク

ゴルフやスポーツの階があり、ブランドや商品数も豊富です。
ブランドも比較的高めなブランドが多く揃うため、商品の感度や機能性などにこだわった商品を多くリサーチできます。

ALPEN TOKYO

百貨店に比べると一般向けの商品が揃いますが、ナショナルブランドからプライベートブランドまで幅広く見ることができます。

また、最近のアウトドア人気もあってアウトドア用品も多く揃っているのが特徴です。

②ECサイト

ZOZO TOWN

日本最大級のアパレルECショップのプラットフォームです。
ブランドを特定せずに総合的にリサーチするのにまずZOZO TOWNを見ることがオススメです。

多くのブランドが参加しているので、幅広くリサーチができ、ランキングなどから売れ筋情報を見ることが可能です。

各ブランドのECサイト

ZOZO TOWNに参加していないブランドもあるのと、ZOZO TOWNに参加をしていても情報としては各ブランドのECサイトを見た方が早いです。

予約商品や再販のお知らせ、そして今どんなキャンペーンを行なっているのかなども各ブランドのECだと見ることができます。

また、ブランドのECショップを見ることでブランドのアイデンティーも知ることができるので、常にチェックしておきたいブランドのECショップは見るようにしましょう。

③SNS

今の時代はSNSの情報源もとても大事です。他ではしれない情報を知れたり、効率的にリサーチをすることができます。

Instgaram

今の時代は小さいブランドでもInstagramを活用して認知・集客・販売をしているブランドがほとんどです。

有名ブランドはもちろん、これからの小規模のブランドまでリサーチが可能です。

・アイテム情報
・新作
・再入荷
・ランキング
・スタイリング
・インスタLIVE

などで情報収集ができるのでぜひ行いましょう。

特に、インスタLIVEでは他では出していない情報も収集できるのでオススメです。

Pintarest

トレンドというよりはより具体的なデザイン案を練る際に役立つのがPitarestになります。
Pintarestでキーワード検索をするとそのキーワードに合った感度の良い画像を検索することができます。

また、興味のある画像をタップするとそれに関連する画像がさらに表示されるのもリサーチにとても便利なポイントと言えます。

④雑誌

最近は雑誌はあまり見ないよー。って方も多いかも知れませんが、雑誌も侮れません!
雑誌は商品販売前の商品情報やスタイリングが確認できるので企画の参考になります。

また、雑誌はターゲットが明確なため一度にターゲットが近いブランドの情報が手に入るのも嬉しいポイントです。

とは言え、さまざまな雑誌を購入するのは大変ですのでオススメはWEBマガジンです。

楽天マガジン
Dマガジン

どちらも似たようなものなので、好みの方で構いませんが、月に400〜500円程度で一度に数百冊の雑誌を見ることができるので雑誌を買うよりもお得に情報収集可能です。
全ての雑誌が見れるわけではありませんが、リサーチとして定期的に見るのには十分な情報源になるかと思います。

また、WEBマガジンの良い点はスキャンなどしなくても、後でスクショをして情報をまとめやすい点もあります。

⑤コレクション

トレンドはコレクションの情報からマスに向けて落ちてくるので、コレクションの情報収集も行いましょう。
コレクションの情報は一般的に見れる部分はなかなかないのですが、主に下記の2つでは見ることができます。

VOGUE

雑誌のVOGUEのサイトです。
ファッショントレンドの最先端の雑誌であるVOGUEがファッションの情報を載せているサイトですが、その中にRUNWAYというコーナーがあるのでそこでコレクションの情報を見ることが可能です。

WWD

一般の方には馴染みがないかもですが、ファッションの業界誌であるWWDのサイトです。
詳細な情報は有料会員だけになりますが、コラムなどでトレンドの情報などを確認することが可能です。

リサーチの頻度ってどれくらいしたらいいの?

ということで、リサーチで見るべき場所やサイトなどについてお伝えをしましたが、リサーチは一体どれくらい行えばいいでしょうか?

リサーチは

・ブランドを立ち上げる時
・洋服をデザインする時

だけしたら良いと思う方も多いのですが、それだけでは足りません。

特に競合ブランドとして設定したブランドは定期的にリサーチを行いましょう。
リサーチをする頻度の目安としては

・競合ブランド     週1〜月に2回
・お手本ブランド    週1〜月1回
・コレクションブランド 半年に1度コレクションのタイミング

どんなに少なくても、競合ブランドに関しては週1度か2週に1度は確認をしましょう。
理由としては、服にはトレンドがありますし、商品は週に1度、多くのブランドは2週間に1度新商品が入ったりと商品の入れ替わりがあります。

そのため、動向を見るために定期的なリサーチが必要となります。

まとめ

いかがでしたか?リサーチの見るべき場所やポイントなどをお伝えしました。また、リサーチの頻度についてもお伝えしましたが、その理由含めて理解いただけましたか?
これも全て、ご自身のブランドを成功させるために必要なことです。リサーチをしっかりと行い、売れるブランド作りをしましょう。

>関連記事:リサーチの方法についてはこの記事で詳しく解説しています。

    
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