ということでリサーチをしてから
ブランディングや洋服のデザインの作成をされていますでしょうか?
もしやっていなければやらないと、そのブランドは失敗してしまう可能性が高いです。
また、リサーチをされている方の中でも間違ったリサーチを多くの方がやっているのが現状です。
今日は、ブランドの立ち上げで失敗しないネットでのリサーチ方法とイメージMAPの作成法についてお伝えをします!
アパレルブランド立ち上げ売れる服を作る本質的リサーチ
リサーチをしてます!と言っても多くの方達のリサーチは本質的なリサーチとなっていません。
多くの人をサポートしてきてわかったのが、ほとんどの方は
・本質的なリサーチの方法を知らない
・間違ったリサーチをしている
ということをしており、そのリサーチは
・表面だけ・点だけを見ている
・写真をイメージに全て当てはまったものだけ集めている
・集めた情報に対しての分析・言語化を行なっていない
という点が問題です。
なぜこれが問題なのかというと、
・表面だけ見て点で捉えているの浅い企画になってしまう
・イメージにハマったものだけを収集しているので、そもそもネタが少ない
・言語化しないことで、何が良くて収集したのかが自分でもわからず表現できない
ということになります。
・幅広く情報を集める
・点ではなく、多角的に捉える
・なぜそれが良いと思ったのかを理解する
ためにもっと深くリサーチを行う必要があります。
まず、そのためにやっていただきたいのが
①参考とする写真は幅広く収集する
②自分のブランドのテイスト以外の情報も集める
③PICK UPした写真を選んだポイントを言語化する
とういうことです。
①参考とする写真は幅広く収集する
まず初めに陥りがちなのは参考とするネタが少なすぎて企画が進まないという点です。
その原因は、自分は思い描くドンピシャの写真がないか?をずっと探し、それがあった時にだけPICK UPしている。ということが多い傾向にあります。
では、どうしたら良いのか?というと
幅広く写真を収集する必要があります。
そもそも新しいデザインを考えようとしているのに、自分のブランドイメージに合ったドンズバのデザインのアイテム画像はそうそう見つからないと思いませんか?
そのため、要素として良いと思ったアイテム画像は全てPICK UPしましょう。
この全てPICK UPする理由としては、
・後からネタを見直した時にネタがあることに越したことはありません。
・また探し直す時間も勿体ない。
からです。
その時の自分が
良いと思った写真はとにかく全て収集しましょう。
収集の際のポイントとしては、特に頭を使わなくてOKです。
その時に良いと思ったものをとにかくPICK UPすることだけ考えればOKです。
この時点で「精査する」ことをしてしまうとリサーチとしての精度が下がります。
収集前は「これについてリサーチしよう!」と決めてそれだけをリサーチをすると情報の量が少なくなってしまいますし、リサーチをする中で良いネタを見つけてアイディアを思いつく場合もあります。
集める時は脳死でOKですので、良いと思ったものをとにかく集めることに集中しましょう。
そのため、集める写真はイメージのドンズバでなくてOKです。
<集めるポイント>
・形やシルエット
・デザインディテール
・素材
・色
・丈感やサイズ感
など
どこかワンポイントでもOKです。
この作業をしておくことで、のちのデザイン作業が格段と楽になります。
②自分のブランドのテイスト以外の情報も集める
リサーチをする際に見て欲しいのは
・競合ブランド
・お手本ブランド
ですが、実はこれだけでは足りません。
これはマストでリサーチをしていただきたいポイントではあるのですが、これに加えて
自分のブランドのテイストとは異なるテイストのブランドの情報も集める
ということが大事になります。
理由としては、
・競合ブランドやお手本ブランドの情報だけだと情報が偏り、似たようなデザインしか生まれない。
・アパレルのトレンドを俯瞰し、好調なトレンド要素などをリサーチし取り入れることで新しい企画・差別化しながら売れる商品作りをすることができる。
という点にあります。
そのため、マストで競合ブランドとお手本ブランドはリサーチをしていただきながら、
・その他何か売れている要素
・デザインポイントとして入れられる、謳える要素
はないかリサーチをしていきましょう。
①参考とする写真は幅広く収集するの際にそれも含めて行いましょう。
これをすることでデザインをする際にさらに幅を広げることができます。
③PICK UPした写真を選んだポイントを言語化する
最後に重要なのは、PICK UPした画像の何が良くてPICK UPしたのかを言語化してみる。ということが大事です。
多くの人は写真は集めたけど、その何が良かったのかを言葉で表現することができません。
しかし、言葉で表現して伝えることができないと自分の作りたい洋服のイメージを工場さんに伝えることができないため、将来的に自分の作りたい服を作ることができません。
服ができても、イメージと違う服ができてしまった。なんてこともあり得ます。
そのため、まずは自分で言語化をしてみる。というステップが必須になります。
集める際は「なんとなく」でOKなのですが、最後に情報をまとめる際にはその写真を集めたポイントを言葉にしてみましょう。
・何が良いと思ったのか?
・どこがデザインポイントなのか?
・ディテール一つでもその何が他と違うのか?
を細かく出していきましょう。
初めはこの「言語化」というのが難しいと思うのですが、訓練をしたらできるようになってきますので、時間はかかるかもしれませんがやっていきましょう。
ECサイトを活用したリサーチのステップとは?
正しいリサーチについて少し理解いただけたでしょうか?
ここでは、実際にどのようにECサイトを活用してリサーチを行なっていくのかについてそのステップを紹介します。
①幅広く写真を集める
↓
②集めた写真を並べる
↓
③写真を精査し集めた写真を「仲間別」に並べ替える
↓
④言語化をする
↓
⑤イメージMAPにしてまとめる
①幅広く写真を集める
こちらは、前の章でもお話しした通りです。
・競合ブランド
・お手本ブランド
・その他の情報
で幅広く写真を集めていきます。
②集めた写真を並べる
集めた写真は一つのデータに集約して並べてみましょう。
ここで便利なのがCanvaです!
*無料から使用可能でノンデザイナーでも感覚的に使用できるデザインツール。
Canvaの中でもホワイトボードという機能があるのでそれを活用するのが便利です。
ホワイトボードは無限キャンパスのため、写真を並べて俯瞰するのにとても便利です。
まずはCanvaのホワイトボードに集めた画像をとにかく並べていきましょう。
ここでは、綺麗に並べることは意識しなくてOKです。
③写真を精査し集めた写真を「仲間別」に整理・並べ替える
写真をホワイトボードに集めたらそれを「仲間ごと」に整理して並べ替えましょう。
<並べ替えるポイント>
・アイテム
・ディテール
・素材
など
同じ仲間で並べます。
この仲間のカテゴリーに決まりはなく、収集した時の情報を元にまとめられそうなポイントに着目をして整理していくのが良いです。
また、「仲間ごと」で並べてその「仲間」が何のカテゴリーなのかタイトルをつけておくと後々スムーズです。
④言語化をする
最後に言語化です。
この言語化をしていただくことで、自分の今後デザインしていく際の方向性が定まり、ヒントになります。
まずは写真の整理をした際に「仲間ごと」にタイトルをつけていただいたかと思うのですが、それをさらに細分化してそれぞれの写真の中の何が良いのかを言葉にしてみましょう。
初めは大変な作業かもしれませんが、語彙力を高めるチャンスにもなりますし、これをやることで今後のブランドの洋服のデザインポイントにも繋がるので、この作業は必ず行なってください。
逆に、ここの点でどう考えても言語化ができない写真というのはそこまで重要な写真ではない可能性が高いので、精査してしまってもOKですが、後々ヒントにもなるかもしれませんので、片隅にまとめておくと良いかもです。
まとめ
いかがでしたか?本質的なリサーチがわかっていただけましたか?
初めから決めうちで写真収集をするのではなく、幅広く収集をしていくことでデザインの幅が広がりますし、言語化を行うことで作りたいデザインの方向性を明確化することが可能となります。
慣れないと大変な作業かもしれませんが、デザインを考えるためには必須の作業となりますので頑張って行なっていきましょう!
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