こんにちは!
サンプル作成も終わって
というタイミングの方もいるかと思います。
量産前の指示はいよいよ商品が上がるワクワクした気持ちがありながら、もうこれで進行しなければならず。
・サンプルとは違い量産に進行をしたらもう後戻りはできない
・抜け漏れがあると納期に影響が出る
という緊張感があり、スムーズに量産進行に行けるようにやることがあり準備する必要があります。
今日はアパレルブランド立ち上げ量産進行前に準備必須の指示や手配についてお伝えします。
初心者必見アパレルブランド立ち上げ量産進行前にすべき必須準備
まずは、量産進行前に必ず必要となる指示や手配についてお伝えをします。
<量産前の必要書類について>
①FINAL指示書
②納品形態指示書
の2点を準備しましょう。
①FINAL指示書
まずFINAL指示書を準備しましょう。
↑FINAL指示書イメージ
これは量産に進行していいですよ。
というのを示す、量産進行前の最終の指示書になります。
このFINAL指示書には
・本品番
・正式なアイテム名
・混率
・素材名や生地品番
・最終のデザインの絵型
・最終の仕様の絵
・最終のサイズとグレーディングサイズ(各サイズのサイズ指示)
・展開カラーの色名と色番
・使用する付属
・付属の色指示
・量産に行く前のサンプルコメント
これらの情報をすべて入れます。
これらの情報を元に工場では量産進行をしたり、検品所で検品を行うため、どこかの情報が間違っていると混乱を招いてしまいます。
そのため、最終的な情報をアップデートしておきましょう。
②納品形態指示書
↑納品形態指示書イメージ
納品形態指示書というのはどのような状態で納品をしたらいいのか?というのを指示する指示書になります。
この指示書では
・洗濯ネームの位置
・ブランドネームの位置
・下げ札の付け位置
・たたみサイズ
・たたみ方
などをを指示します。
特に洗濯ネームやブランドネームの位置は量産が始まる前に指示をしないと縫製時に影響が出るため、量産進行する前には必ず指示をします。
また、たたみ方や畳サイズも洋服を入れる袋の手配にも関わるので早めに指示しましょう。
下げ札の付け位置については表側からバーコードが見えるように付けるのが一般的です。
ブランドネームや下げ札は必ず付けなければならないわけではありませんが、洗濯ネームについては日本では付けることが義務付けられているので注意しましょう。
量産進行前に済ませておく準備とは?
量産時には、FINAL指示書と納品形態指示書が必要であることをお伝えしましたが、その指示書を送る前に済ませておく準備があります。
①付属の手配
付属というのはボタンやファスナー、スピンドルなど身生地とは別に使う資材のことです。
この付属も
・色
・数
・長さ(ファスナーや紐など)
を明確にする必要があります。
付属によっては色染めなどに時間がかかるものがあります。
特に、ファスナーに関しては手配に時間がかかるため、納期から逆算して早めに手配をしないと納期に間に合わなくなる可能性がありますので注意をしましょう。
②洗濯ネームの指示
日本では洗濯ネームをつけることが義務付けられているので必ず手配をしましょう。
洗濯ネームはネーム屋さんで手配もできますが、メーカーさんや工場でも手配が可能です。
・洗濯ネームの素材
・印字内容(品番、混率、会社名など)
を伝えて作成をしてもらいましょう。
縫製をする際に一緒に洗濯ネームはつけるため、洗濯ネームが工場に着いていないと縫製が始められませんので、間に合うように手配をしましょう。
③ブランドネームの指示
ブランドの名前の入ったネームで、よく衿ぐりなどに着いているタグのことです。
こちらも洗濯ネームと同様に縫製時に一緒に付けるため、ネームが工場に着いていないと縫製が開始できないです。
ブランドネームは初めはデザイン作成などにも時間がかかるかと思うので、サンプルを作成している間にデザインを始めることをオススメします。
ブランドネームの手配はネーム屋さんで作成が可能です。
手配をして出来上がるまでには大体1週間〜10日あればできるかと思います。
また、ブランドネームに関しては大きく分けると
・織りネーム
・プリントネーム
の2種類があります。
織りネームはモチーフの部分が「織り」になっているもので、プリントネームは「プリント」になっています。
「織り」の方が高級感はありますが作るのにロットが必要でコストも高くなるので、小ロットの場合はプリントネームにした方がコストを安くすることが可能です。
④下げ札の指示
下げ札の手配もしましょう。
下げ札に関しては工程としては縫製完了後に付けるため、最後の段階にあれば間に合うのですが、多くの工場では洗濯ネームやブランドネームと一緒に縫製前にないと量産の進行を開始してもらえません。
そのため、洗濯ネームやブランドネームと一緒に手配をしましょう。
また、下げ札には大きく分けると2種類があります。
・ブランド下げ札 —–>ブランド名や品番などを記載した下げ札
・アテンションタグ —–>商品に関する注意事項を記載した下げ札
・メリットタグ —–>機能性などメリット面を記載した下げ札
ブランド下げ札に関してはイメージが湧くかと思うのですが、アテンションタグというのはブランド下げ札と一緒についた注意事項を記載した下げ札のことです。
全ての商品にこのアテンションタグが着いているわけではないですが、下記のような懸念事項がある場合は合わせて作成をしましょう。
・色移りの懸念がある商品
・素材が繊細な商品
・全てが同じクオリティーではなく、1点1点で違いがある商品(むら染めやハンドクラフト系)
アテンションタグがないで、上記のような問題が起こった際にはブランド側が賠償をしなければならなくなる可能性も出てくるので、ある程度の価格をつける商品であればアテンションタグをつけることをオススメします。
メリットタグについては、
・特殊な機能
・アイテムとしての特性
を記載する場合に使用します。
小ロット商品ではあまり登場回数は少ないかと思います。
下げ札やブランドネームはどこで手配したらいいの?
下げ札やブランドネームを手配しましょう。といっても実際どこで手配したらいいかわからないですよね?
ブラウザで「ブランドネーム」や「衿ネーム」、「下げ札」と検索するとメーカーが色々出てきます。
メーカーによってできることとできないことや条件など様々なので、ご自身に合ったメーカーを見つけて手配をしましょう。
下記ではいくつかのメーカーを紹介します。
下げ札
下げ札.com HPはこちら
ブランドネームからアテンションタグ、メリットタグまで幅広く手配が可能です。
また、ブランドネームも手配が可能なので、オーダーするメーカーをまとめたい場合はオススメです。
HAGURUMA HPはこちら
下げ札に特化したメーカーです。
特殊な形のオーダーができたり、素材の種類も豊富でおしゃれな下げ札をオーダーしたい方にオススメです。
下げ札を探すのにも、素材やサイズ、形、テーマで検索もでき、注文も100枚からできるのが嬉しいです。
ブランドネーム
オルターワークス HPはこちら
こちらのメーカーでは、ブランドネームが100枚をわずか9900円で作成できるのが特徴です。
格安で作れるので、できるだけコストカットをしたい人にオススメです。
清水ネーム HPはこちら
こちらのメーカーでは、先ほど紹介したプリントネームと織りネームの両方を取り扱いしています。
織りネームへのこだわりがある方は、見積もりも合わせて一度確認してみましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回は量産前に必要な指示書や手配の準備についてお伝えをしました。
準備が遅くなるとその分納期が遅くなってしまう恐れもあるので、しっかりと漏れが内容に準備をしていきましょう。
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