アパレルのインスタ集客

アパレルブランドのスタッフのインフルエンサー活用とは?インスタ成功事例紹介!

よしみ
よしみ
こんにちは!現役でアパレルデザイナーをしながら、アパレル未経験者のアパレルブランド立ち上げサポートをデザイン~服作成、集客まで トータルでサポートしているブランドプロデューサーのよしみです。

アパレルブランドのインスタをするにあたり、

低コストで効果絶大な施策はありますか?

というご相談をいただきました。

広告を打ったり、インフルエンサーを起用するのにもお金がかかりますよね。
そんな中、おすすめなのはアパレルブランドスタッフのインフルエンサー活用です。

自社のスタッフが広告等となって発信をする方法です。

今日は、アパレルブランドのスタッフのインフルエンサー活用についてインスタ成功事例も交えてお伝えします!

ブランドスタッフのインフルエンサー化とは?

今まで多くの企業がブランドの顔として有名人や外部のインフルエンサーに依存してきましたが、自社のアパレルブランドのスタッフをインフルエンサーとして活用して運用するブランドが増えており、有名人でなく、会社のスタッフが広告塔となって各種SNSを使って宣伝活動をする時代になっています。

この戦略が注目される背景には、ブランドスタッフはブランドに近い位置に居ながら、一般人の立ち位置と変わらずに消費者ニーズも理解しており、

  • ブランドの情報に詳しい
  • 一般人と変わらない視点消費者の立場にもなって発信できる

という点で消費者からの真実性と信頼性に対する需要にも答えることができます。

アパレルブランドのスタッフとは?

アパレルブランドのスタッフといってもどのような人たちがSNSで発信をしているのでしょうか?
ブランドに関係しインスタ運用するスタッフにはこのような人たちがいます。

アパレルブランドのスタッフの例

  1. ショップ店員
    アパレルブランドのショップで働く店員さんです。
  2. ブランドディレクター
    アパレルブランドのディレクターを勤める人です。
  3. プレス
    ブランドの認知を広めるための広報活動を行う人です。
  4. デザイナー
    ブランドの洋服のデザインをする人です。

ショップ店員をはじめ、ブランドに関わるスタッフの運用が増えており、企業によっては有名インフルエンサーやSNS集客に特化した企業を呼んでSNS研修があるところもあります。

ブランドのアカウントだけでなく、ブランドのスタッフも一緒にアカウントを開設して運用をすることで、投稿をしていく人が多ければ多くなるほど拡散力が増し、レバレッジ効果があります。


ブランドスタッフもアカウント運用した際のイメージ

ブランドスタッフのそれぞれにフォロワーがいて、ファンもいるため、そのそれぞれにアプローチをすることができるのがメリットです。

ブランドスタッフのインスタに求めるもの

では、ユーザーはアパレルブランドスタッフのインスタにどんな投稿を求めているのでしょうか?

ユーザーが気になるポイントと投稿の内容例を紹介します!

ブランドスタッフのインスタに求めるもの

  1. コーディネート
  2. リアル購入品
  3. ブランドの裏側
  4. プライベート

これを具体的に紹介します。

1. コーディネート

スタッフが日々日常で実際に着用するブランドの服装や、それらをどのようにスタイリングしているかを紹介。

発信例

  • スタイリングの個性
    同じ商品でもスタッフによって着こなし方が変わってきます。
    各スタッフの個性が反映されたコーディネートを通じて、ブランドの多様性を示すことができ、各スタッフのファンも増やすことが可能です。
  • 着こなしのヒント
    日常的に使えるプロのスタイリングテクニックや組み合わせの提案をします。
  • トレンドとの組み合わせ
    現在のファッショントレンドをどう取り入れて着こなすかを紹介します。

 

2. リアル購入品

スタッフが自分のお金で購入したブランドの商品、または他ブランドの商品をそのスタッフの目線で紹介。

発信例

  • 商品選びの基準の紹介
    スタッフが商品購入する際の商品選びの基準や動機を紹介します。
  • 使用感のレビュー
    実際に使用してみた感想や、商品の長所と短所を忌憚なく紹介します。
  • スタッフのお気に入り紹介
    なぜその商品を気に入っているのかの個人的な見解を紹介します。

 

3. ブランドの裏側

ブランドの日常の運営状況や、製品がどのようにして生まれるかのプロセスを紹介。

発信内容

  • 製造プロセス
    製品がどのように企画がされて製造されるか、その背景や過程を詳細をします。
  • チームワーク
    ブランドのスタッフ間のやり取りやお仕事の様子、オフィス文化の紹介をします。
  • イベントの裏話
    POP UPイベントや展示会の準備などのイベントの裏側が紹介します。

 

4. プライベート

スタッフの個人的な生活や趣味、興味があるもののシェア。

発信内容

  • ライフスタイル
    おしゃれなスタッフがどのような生活を送っているかはユーザーにとってはとても興味のあるポイントです。
  • 趣味と興味
    職業とは別でプライベートで夢中になっている趣味や興味も気になるポイントです
    例)推し活、旅行、カフェ巡りなど
  • 人間性の魅力や価値観
    人間性や価値観がわかるような投稿を共有することで、フォロワーは親近感を感じます。

 

消費者は「リアルな情報」が知りたく、購買の参考にしている。

>関連記事:売上げアップに強力な口コミとは?女性50人に聞いたアパレルの事例紹介についてはこの記事もオススメ

ブランドスタッフのインスタ事例

では、実際にブランドスタッフのインスタではどんな内容を発信しているのでしょうか?
ここでは、先ほどお伝えしアパレルブランドの4つの職業を軸にそれぞれの投稿事例についてお伝えをしていきます。

1.ショップ店員

Ameri VINTAGEスタッフ RINAさん

社内のオシャレグランプリ1位のスタッフであるRINAさんのアカウントはその圧倒的なファッションセンスと世界観が表現されています。

NICE CLAUPスタッフ hanaさん

プライベートの切り取りのような投稿が多く、身近な存在に感じる投稿が多いです。
真似しやすいコーディネートを紹介しているのも特徴です。

店員さんの個性を活かしたコーデ提案や世界観の共有が興味のポイント。

2.ブランドディレクター

Eaphiディレクター Hasune Kanzakiさん

ブランドイメージに統一された世界観で統一されたアカウントでは、プライベートの様子や仕事の裏側の様子が紹介されています。
おしゃれな世界観がありながら親近感のある写真が共有されているのもファンを作っているポイントです。

CLANEディレクター ENA MASTUMOTOさん

 

写真のクオリティーが高く、ブランドの世界観とも統一されているアカウントで、憧れる女性も多いです。
日々のコーデの紹介が参考になります。

ブランドを象徴する存在としてプライベートも含めて憧れられる世界観が重要。

3.プレス

SNIDELプレス Marinaさん

仕事の裏側やプライベートなど、身近な存在に感じさせる投稿の中にブランドのアイテムやコーデ紹介を交え、ブランドの世界観も大事にした投稿になっています。

JOURNAL STANDARDプレス 藤原祥子さん

プライベートや仕事の裏側をブランドのアイテムの着用したコーデ写真を交えながら紹介しており、自然体な投稿をしているのが特徴です。

プレスの立場でのコーデ提案や商品に対する推しポイントが見どころ。

4.デザイナー

ROSE BUDデザイナー 水原聡美さん

プライベートや仕事の裏側が垣間見える投稿をブランドのアイテムを着用した写真を中心に紹介。
自ブランド以外の購入品の紹介もあるため、デザイナー視点での物選びの基準も参考になります。

He’naiデザイナー

おしゃれ映えスポットでのコーデ写真やプライベート投稿、仕事の裏側の紹介が中心です。
デザイナーならではのおしゃれなスポットでの投稿が目を惹きます。

デザイナー目線での服や商品選び、コーデ提案、世界観やお仕事の裏側が見られる。

ショップ店員からのステップアップの可能性

スタートはショップ店員の中の一人の存在だったとしても、そこからの影響力次第でキャリアでステップアップの可能性もあり得ます。

キャリアのステップアップのイメージ

ショップ店員としてSNS発信を始めてフォロワーが増えることで、ただのショップ店員としての一人の存在から影響力を持つインフルエンサーとなります。

インフルエンサーになることでファンも増えるため、ショップの売上げへの貢献は勿論のこと、ブランドの拡大にまで影響を与える可能性もあり、ブランドの商品のことをよく知ってブランドに強い影響力を与える存在は、ブランドのファンを逃さないためにも重要です。

その影響力次第ではブランドのディレクターへの道も夢ではありません!

ショップ店員からブランドディレクターへなった事例

ここでは、ショップ店員からブランドディレクターとなった方の事例を紹介します。

Heatherディレクター NENEさん

元々、ショップ店員だったNENEさんですが、その人気からブランドディレクターにまでなりました。

NENEさんの経歴

  • 関西にてHeatherショップ店員
       ▼
  • インスタでフォロワー4万人以上
       ▼
  • Heatherで「あいねね」コラボアイテム販売
  • 東京本社にてプレス勤務
  • 2022年Heatherブランドディレクター就任!

実は、私は仕入れ先としてこのブランドに長年関わっていたことから間近でこの活躍ぶりを見ていました。

元々は、姫路のショップで店員をされていましたが、その時からのインスタアカウントで4万人フォロワーを獲得し、ショップ店員ながら多くのファンを集めていました。

その中で始まった、「あいねねコラボ」のアイテム販売。
もう一人の社内インフルエンサーの方とのコラボ商品販売が実現し、その商品も常に人気で即完売。

その実績もあってショップ店員から東京本社移動となり、当初はプレスとして勤務。
その後の活躍もあって2022年にはブランドのディレクター就任となられました!

多くのフォロワーとファンを持っていて影響力がある存在になることで、ブランドの核となるポジションへステップアップも可能なのです

アパレルブランドのマルチチャネルの展開について

今好調なブランドはインスタや公式ECにだけに頼らず、複数媒体を活用して発信をしています。

アパレルブランドが活用している媒体

  • インスタ
  • X
  • TiK Tok
  • youtube
  • Blog
    など

そのそれぞれの運用を社内インフルエンサーとしてブランドのスタッフが担っています。

インスタの発信

今までお伝えしてきた通り、インスタを活用した発信をメインとしているブランドはほとんどです。

その中でも、ブランドスタッフは

  • インスタLIVE
  • リール

への出演が多く、スタッフが広告塔となってアイテム紹介やコーデ紹介をしています。

Youtubeでの発信

インスタと合わせて発信が多いのがYoutubeでの発信です。
ブランド単位もですが、多くのアパレル企業が企業単位でYoutubeの発信も並行してやっています。

Youtubeでの発信に力を入れていいる企業

  • PAL
    パルクロCHANNNEL
  • MASH STYLE LABO
    MASH CHANNNEL
  • BAYCREWS
    BAYCREWS OFFICIAL CHANNEL

企業を挙げて、各ブランドの魅力を紹介するYoutubeを運営しています。
中には、複数のブランドを持っている企業は企業とブランドの両方のチャンネルを運営しています。

BAYCREWSのYOUTUBE運用例

BAYCREWSでは、会社全体の様々なブランドを紹介するチャンネルの他に、自社の複数のブランドが運営するチャンネルもあります。

  • 企業のチャンネル
    BAYCREWS OFFICIAL CHANNEL
  • ブランドのチャンネル
    ・JOURNAL STANDARD :JOURNAL STANDARSジャーナルジャーニー
    ・SLOBE IENA      :SLOBE IENA Youtube Channel
    ・PLAGE           :PLAGE Youtube Channel

企業のチャンネルでは、シームレスに様々なブランドや会社としての取り組みを紹介しながら、ブランドのチャンネルでは各ブランドの世界観を大事にブランドの特色やキャラを活かした発信がされています。

人気の社内インフルエンサーが各ブランドの魅力を紹介しています。

発信内容の例

  • 新商品紹介を絡めた企画
  • LOOK BOOK
  • 購入品紹介
  • カバンの中身
  • 仕事の裏側
      など

これを行うことで、インスタよりも濃い情報量を発信できるため、より濃いファンを作ることができ、ブランドをより身近に感じてもらうことが可能になります。

企業の効果的SNSの運用の形式

また、マルチチャネルで運用をすることでより多くの効果を出すことができます。

インスタとYoutubeで

  • 企業アカウント
  • ブランドアカウント
  • スタッフアカウント

をそれぞれの媒体で複数アカウント運用することで拡散力が増して認知度が高ます。

先ほど紹介したBAYCREWSのSLOBE IENAではスタッフのayumiさんが個人アカウントも運用しています。

ayumiさんのYoutubeチャンネル

このアカウントでは、パリ出張のVLOGを中心に投稿がされていますが、お仕事の裏側やayumiさんの人柄が分かる投稿がされています。

InstagramとYoutubeの棲み分け

では、インスタとYoutubeではどのように発信の棲み分けをしたらいいのでしょうか?
ここではその棲み分けについてお伝えします。

Instagram
  • 商品紹介
  • キャンペーン紹介
  • コーデ紹介
  • ブランド世界観の共有
    など

属人性をあまり出さない発信

Youtube
  • ブランドの裏側
  • スタッフのリアル購入品やコーデ紹介
  • キャンペーンに合わせた発信
        など

属人性を出す発信

SNSによって強みやユーザーに求められる特徴が違うため複数のSNSを運用することで補うことが可能になります。

マルチチャネル展開の注意点とは?

ここまで、マルチチャネル展開の必要性についてお伝えをしてきましたが、マルチチャネル展開をするにあたりの注意点もあります。

媒体は違うのですが、それぞれで好き勝手に発信をしていても効果はありません。


それぞれが独立することなく導線を考えた上でそれぞれの強みを活かして連動した上で運用することで、効果的な集客が期待できる用になります。

まとめ

いかがでしたか?
最近注目の社内インフルエンサーについてお伝えをしました。
消費者はリアルな情報を求めている中で、社内インフルエンサーの存在は身近であり強力であることがお分かりいただけたと思います。
ブランドの規模に合わせてマルチチャネル展開まで視野に入れることでより大きな効果が期待できます。

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