アパレルブランドを立ち上げるのに
なんて思っていませんか?
それは甘いです!
脅すようではないのですが、アパレルブランドの運営にはトラブルがつきものです。
その想定されるリスクを事前に知って運営への心構えをしておく必要があります。
今日は、アパレルブランド立ち上げで失敗を最小限に!知っておきたい想定されるリスクと解決法についてお伝えします!
アパレルブランド運営で想定されるリスクを知る必要性
まず、なぜ想定されるリスクを知る必要があるのでしょうか?
そのリスクを知る必要性についてお伝えをします。
1. 対応策や予防策を立てられる
リスクを事前に認識することで、具体的な対応策や予防策を講じることができます。
トラブルが起こってからでは遅いです。
リスクのパターンを知っておくことで、予期せぬ事態に対する備えができ、ビジネスプランの精度が向上します。
2. 財務管理の強化
リスクを把握することで、適切な予算配分や資金管理が可能になります。
例えば、在庫リスクを理解していれば、
- 過剰在庫を避けるための戦略を立てることができる
- 予期せぬコストが発生した場合に備えるための予備費を確保できる
資金を確保していないと、策を講じたくてもできないのでリスクを知っていることで準備することができるのは大事なことです。
3. 競争優位性の確保
競争が激しいアパレル業界では、リスクに対する迅速かつ効果的な対応が競争優位性をもたらす可能性があります。
リスクを先取りして対策を講じることで、競合他社よりも有利なポジションを確保することができます。
また、先取りして対策することで消費者からの信頼も得やすくなります。
4. ブランドイメージの保護
リスク管理が不十分な場合、品質問題や顧客対応の不備が発生し、ブランドイメージに悪影響を及ぼす可能性があります。
リスクを認識し、適切に対応することで、ブランドの信頼性と顧客満足度を維持に繋げられます。
また、予期せぬ問題に対する対策を講じることで、短期的なトラブルを乗り越え、持続的な成長を実現できるので、長期的なビジネスへの繋がる可能性が向上します。
リスクを事前に知ることは、信頼やブランドイメージのためにも重要
アパレルブランド運営で想定されるリスクと解決法とは?
リスクを知る必要性に関しては、わかっていただけたかと思うのですが、リスクはどんなに起こらないように注意をしていても起こることがあります。
また、アパレルデザインの仕事をしていて、何も起こらないことがベストではありますが、初めから最後まで何も起こらないことの方が珍しいです。
不可抗力なことが多いのも事実です。
心構えができていないとダメージも大きくなるので、事前にそのリスクを知っておきましょう。
想定されるリスク
- 在庫管理のリスク
- 流行の変動
- 競争の激化
- サプライチェーンのリスク
- マーケティングのリスク
- 経済の変動
- 気候の想定
これを具体的にお伝えします。
1. 在庫管理のリスク
過剰在庫や在庫不足が生じることで、キャッシュフローの問題や売上機会の損失が発生する可能性があります。
在庫がありすぎても、在庫が不足してもどちらもリスクになってしまいます。
とはいえ、作りすぎることの方が問題となるので、計画性のある生産を行うことが重要です。
対策
- 事前に購入希望者のアンケートを導入するなどして販売予測しやすくする
- 販売初速を見て、好調な商品は追加発注を行う
2. 流行の変動
ファッション業界はトレンドの変動が激いため、流行に乗り遅れると売上が低迷するリスクがあります。
ファッションは「生もの」です。その旬な時期に商品を入れないと売れなくなり在庫になってしまいます。
トレンドだけを追い求める商品作りだと選ばれる要因にならない可能性もあるので、販売時期を見誤らないスキルも重要です。
対策
- 定期的なリサーチを行い、ターゲットの動向を把握する。
- 販売時期を適正にする
- 「トレンドだけに左右されない」商品作りを行う。
3. 競争の激化
多くのブランドが競合するような商品では、価格競争や顧客の奪い合いが発生し、価格がターゲットの求める価格になっていないと選ばれない可能性があります。
また、価格競争を勝ち抜くためには、
- 品質を下げる
- 大量生産をする
といった作が必要ですが、これを行うとブランディングや在庫過多の問題が出てくるため、本質的な解決には至りません。
対策
差別化戦略を打ち出し、ブランドの独自性を強調し、価格だけで選ばれないブランドにする。
4. サプライチェーンのリスク
サプライチェーンの中断が生じると、生産スケジュールに影響を与える可能性があります。
サプライチェーンの主なリスクの例はこちらです。
- 原材料調達不足
繊維や染料、ボタン、ジッパーなどの原材料を生産者や供給業者から調達します。
この時点で、何か原材料の調達不足や在庫不足があると生産過程に支障が出ます。 - 製造過程での問題
調達した原材料を使って、洋服の生産をしますが
・縫製
・染色
・仕上げ
などが行われます。
製造は自社工場で行う場合もあれば、外部の製造業者に委託することもありますが、この過程やできた生地、製品に問題があると納期遅延に繋がる可能性があります。 - 物流・輸送
製造された製品は工場から出荷されて倉庫や流通センターに運びますが、その輸送の過程で
・悪天候による出荷の遅延
・交通機関の問題による遅延
などが起こる可能性があります。
対策
- 一元依存を避け、多様なサプライヤーを確保して選択肢を持つ。
- サプライチェーンの柔軟性を高め、緊急時の対応計画を策定する。
- 問題は先延ばしにせずに、スピーディーな対応をする。
5. マーケティングのリスク
いくら良い商品を販売していたとしても、効果的なマーケティング戦略が実行されていないと、ブランドや商品の認知度が低く、売上が伸びない可能性があります。
対策
- 効果測定可能なマーケティング戦略を策定し、デジタルマーケティングを活用する。
- ターゲット市場を明確にし、適切な広告やプロモーションを行う。
6. 経済の変動
経済状況の悪化により消費者の購買力が低下し、売上が減少する可能性があります。
これには、2011年の東日本大震災や2020年のコロナが例に挙げられますが、不可抗力ではありますが、このようなリスクも想定しなければなりません。
対策
- 経済動向を注視して、コスト管理を徹底する。
- 柔軟な価格設定やプロモーションを行い、消費者にとっての価値を提供する。
7. 気候の想定
気候に関してもリスクはあります。昨今の温暖化により想定外の気候になっていて、事前の予測や前年踏襲が難しい状況です。
また、悪天候は客足が遠のく原因にもなるためリスクとなります。
これも人間の力ではどうにもならないものなので、不可抗力となりますが事前にこのようなリスクを知っておくことが重要です。
想定される気候によるリスク
- 台風の時期のズレやゲリラ豪雨
- 長い夏時期と猛暑、暖冬
対策
季節感が限定されるような商品作りは避ける。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、アパレルブランドの立ち上げで想定されるリスクについてお伝えをしました。できれば、何も起こらないことがベストではありますが、このようなリスクが考えられることを事前に知ることで準備もできますので、リスクを知った上で最小限のリスクに抑えられるようにしましょう。
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