最近、私のところには
という中小企業の経営者の方からご相談をよくいただきます。
アパレルブランドはすでに会社経営をされている起業家さんでなくてもチャンスはありますが、もちろん洋服が好きであることが前提で、中小企業の経営者の方がよりチャンスがあります。
今日は、洋服好きの経営者の方にオススメ!アパレルブランド立ち上げのメリットと事例紹介についてお伝えします!
起業家さんにアパレルブランド立ち上げをオススメする理由
アパレルブランド経営を今更?という方もいらっしゃるかもですが、アパレル業界は常に新しいトレンドが生まれ、消費者の関心を引き続けるダイナミックな市場です。
「衣食住」の一つでもあるように生活にはなくてはならないものです。
2023年には世界のアパレル市場の規模は約1.5兆ドルに達し、今後もさらなる成長が予測されています。
特に、オンラインショッピングの普及やエシカルファッションへの関心の高まりなど、現代の消費者行動の変化が新たなビジネスチャンスを生み出しています。
そんな成長著しいアパレル業界で新たにブランドを立ち上げることを検討している起業家の方々に向けて、そのメリットを詳しく解説していきます。
市場の大きさやクリエイティブな表現の場としての魅力、最新技術を活用したマーケティング手法、持続可能性に対する取り組みなど、多角的な視点からアパレルブランドを立ち上げることの意義と可能性についてお伝えしていきます。
経営者がアパレルブランド運営するメリット
では、ここから経営者がアパレルブランドを立ち上げて運営するメリットについてお伝えをします。
経営者がアパレルブランドを立ち上げて運営するメリット
- 大きな市場と成長の可能性
- 権威性が出る
- SDGsとエシカルファッション
- コミュニティーとして一体感が出せてアピールできる
- ローカルコミュニティとの繋がり
- 事業拡大の可能性
- 税金対策になる
では、これを詳しくお伝えしていきます。
1.大きな市場と成長の可能性
前の章でもお伝えしたとおり、アパレル市場は常に需要が高いです。
また、テイストやジャンルが一つだけならチャンスは難しいのですが、多様なニッチが存在するという点にチャンスがあります。
ファッションのトレンドは常に進化し、新たなビジネスチャンスが生まれるので、その中で時代に合ったブランドを生み出すことができれば大きなチャンスとなる可能性があります。
2.権威性が出る
最近はだいぶ少資金からブランド立ち上げをすることができるようにはなりましたが、やはり資金は必要です。
- デザイン作成
- 生産
- 物流
など
のコストはかかりますし、展開するデザインやアイテム数を増やせばその分資金も必要になってきます。
そのため、ブランドを立ち上げて継続的に商品をリリースできる人となるとある程度の資金を持っている人や企業になるので権威性は出ます。
3.SDGsとエシカルファッション
ブランドの立ち上げの取り組みをアピールいただくことで、認知していただくきっかけになります。
特に、最近はエシカルファッションへの関心が高いのと企業でもSDGsの取り組みをされているところが増えています。
しかし、今までSDGsに配慮した取り組みをしていなかった中で突然それを伝えるのは難しいかと思います。
ブランドを立ち上げて環境に配慮した素材や製造プロセスを採用することで、エシカルなブランドイメージを構築することができますし、 持続可能性に対する消費者の関心が高まり、支持を得やすくなります。
4.コミュニティーとして一体感が出せてアピールできる
最近では、小規模な企業や起業家さんの中でもコミュニティーを作っていたり、オンラインサロンを持っている方が多いのが特徴です。
その中で、コミュニティーメンバー向けの商品をオリジナルで作る方も多いです。
他では手に入らない、そのコミュニティーにいる人しか手に入らないアイテムだとコミュニティーとして一体感を出せますし、一体感も出せます。
また、コミュニティーメンバーが一緒に着用している画像などをシェアすることでアピールすることもできます。
ある程度メンバーが揃っていれば、ロットもクリアできますし、在庫リスクの心配もないです。
5.ローカルコミュニティとの繋がり
地域に密着した企業さんの場合は地元の職人や製造業者と協力することで、地域経済を支援することも可能です。
- 地元生産の生地や技術
- 地元の職人さんや工場
とタイアップすることで、会社とその商品や職人さんなどの認知をすることができます。
地元のイベントやポップアップショップを通じてブランド認知度を向上をしましょう。
6.事業拡大の可能性
成功した場合、ブランドを他のカテゴリーや市場に拡大することが可能です。
特に最近では、洋服から始まって
- 雑貨まで取り揃える
- カフェまで展開する
ライフスタイル型のブランドも多く他業種へ広げるチャンスもがあります。
また、
- 他ブランドとのコラボレーション
- フランチャイズ展開
をすることでさらに成長する可能性もあります。
7.税金対策になる
洋服を作る側の視点で言うと、これを目的にブランドを立ち上げをしてほしくはないのですが、税金対策にもなります。
- 経費の計上
材料費、製造費、マーケティング費用、オフィス賃料など)は経費として計上できます。これにより、課税所得を減少させることができます。
また、事業を開始するためにかかった初期費用も一定額まで控除が可能です。 - 減価償却
機械や設備、店舗のインテリアなどに投資した金額は減価償却として数年間にわたり経費として計上できます。これにより、一度に大きな費用を経費にするのではなく、長期間にわたって費用を分散できます。 - 自宅兼事務所の経費計上
自宅の一部を事業用オフィスとして使用する場合、その部分の家賃や光熱費の一部を経費として計上できます。
アパレルブランドの立ち上げは、適切に行えば税金対策としても有効ですが、税務上のルールを遵守することが重要です。
不適切な経費計上はペナルティの対象となる可能性があるので、税理士さんにも相談をしながら進めましょう。
経営者のブランド立ち上げの例
経営者の方がブランドを立ち上げるメリットについてわかっていただけたかと思います。
ここでは、私がご相談をいただいた企業さんのブランド立ち上げの例をいくつか紹介させていただきます。
経営者Aさん
- 会社の事業 :中古車輸入販売
- 立ち上げたブランド:ゴルフブランド
- ブランド立ち上げのきっかけ:着たいゴルフウェアがなかった
この方は、趣味でゴルフをするのが好きで毎週のようにゴルフをするのが日課ですが、自分の着たいゴルフウェアが世の中にないということからゴルフウェアの立ち上げを行いました。
最近はゴルフブームもあり、多くのゴルフブランドができていますが、経営者の方にとっては、ゴルフが社交の場にもなるので服装は自分を表現するためにも大事なツールですよね。
趣味の充実と会社アピールのためにブランドを始められた例です。
経営者Bさん
- 会社の事業 :自動車の金物部品生産
- 立ち上げたブランド:釣りウェアブランド
- ブランド立ち上げのきっかけ:釣り針の販売と合わせてアパレル展開したい
自動車の部品などを生産する金物メーカーを経営されている方ですが、コロナので影響もあり自動車の部品の生産数量が激減したのをきっかけに、自社の技術を活かして何か新しい商品を作ろうと考えたそうです。
その際に始めたのが、元々釣りが好きなところから、釣り針を作って打ったところ打ったところヒット。
そこからは、自社社報品として展開をし、顧客からは「アパレルウェアの展開もしてほしい」という声もあってアパレルブランド展開をすることになりました。
経営者Cさん
- 会社の事業 :インフルエンサー(会社経営&コミュニティー運営)
- 立ち上げたブランド:コンプレックスを隠さない等身大の服
- ブランド立ち上げのきっかけ:自分に自信がない人が自信が持てる服を作りたい
この方はインスタやYoutubeでは多くのフォロワーがいらっしゃるインフルエンサーであり、会社経営やコミュニティー運営をされている方です。
コミュニティーでは、マインド系にフォーカスした内容を伝えられています。
その中で、元々洋服好きということもあり、ブランドを立ち上げたいという思いがあったようなのですが、自分の体型などにコンプレックスがあり自信がない人に向けて、コンプレックスを隠さずに等身大の自分に自信の持てる服を作りたい!という思いで作られました。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、経営者がアパレルブランドを立ち上げるメリットについてお伝えしました。
具体的な立ち上げの背景なども入れたので、イメージが湧いたかと思います。ぜひ、ブランド立ち上げに活かしてください。
>関連記事:【2024年版】アパレルブランド立ち上げ成功しているD2Cブランドと2つの共通点についてはこの記事もオススメ
↓ ↓ ↓
お問合せはコチラ
ヴェッド好美のインスタではアパレルのインスタ集客について発信中📱
↓ ↓ ↓
インスタはコチラ