アパレルブランドのインスタ運用をするにあたり
というご相談をいただきます。
インスタは視覚的に訴求力があるので、今となってはアパレルブランドにとって非常に効果的ななくてはならない集客ツールです。
目的に応じて機能を活用し、ユーザーに行動してもらいたい行動を促す導線設計をすることで行動をしてもらいやすくなります。
とはいえ、どのように活用をしたら良いのかわからないあなたのために、今日は売上げUPに効果的なアパレルのインスタの導線設計とは?250垢以上リサーチした結果紹介についてお伝えします!
導線設計とは?
インスタ運用をするために必要なのは、まずどのような目的でインスタ運用をするのか?ということです。
目的を持ち、そこから逆算をしてその目的のためにインスタの機能を活用してどのように運用するか施策を考える必要があります。
まず、目的を持って、その目的に合わせてユーザーの行動を促すことが重要なのが導線です。
もし、せっかくインスタを運用しているのに導線を設定していなかったら、売上げを逃している可能性が大でもったいないです!今すぐ設定をしましょう。
とはいえ、導線設計をするにも各機能を一体どのように活用したら良いのかわからないかと思います。
今回はアパレルブランドのインスタを徹底的にリサーチをし、主に導線設計がされる
- プロフィール
- ハイライト
についてどのような活用法がされているのか主な活用法についてお伝えします。
今回リサーチ対象にした大手アパレル企業は大手と小規模ブラントと合わせて266ブランドです。
- 対象の企業、ブランド
ファーストリテイリング、しまむら、アダストリア、パル、マッシュスタイルラボ、バロックジャパン、マークスタイラー、ユナイテッドアローズ、ベイクルーズ、アーバンリサーチ、ワールド、ジュン、オンワード、yutori、アルページュ各社のブランドアカウント、その他ブランド合わせて計266ブランド
プロフィールの導線
まず、目的を持つために重要なのは導線です。
アカウントを運用する中でどんな目的で運用するのかはこの導線に直結しています。
もし、せっかくインスタを運用しているのに導線を設定していなかったらもったいないです!今すぐ設定をしましょう。
導線はプロフィールの下の部分に設置できるURLまたはプロフィールの文中、ハイライトで示すことができます。
では、アパレルブランドの主な導線は何があるのかをお伝えします。
1.ECショップ
目的:商品購入
まず一番多いのはECショップへの誘導です。
ほとんどのブランドがECショップへ誘導しています。
その目的はもちろん、商品購入をしてもらうためです。
商品販売を目的としたアカウントの場合はマストでECショップへの誘導をすることをオススメします。
2.ハッシュタグ
目的:UGCの創出
プロフィール文中や投稿文の文中で独自のハッシュタグの記載しているアカウントがあります。
これの目的はUGCの創出です。
ユーザーに独自のハッシュタグをつけて投稿してもらうことで、そのユーザーやインフルエンサーのフォロワーにアプローチすることができるので、認知UPさせ実際の商品購入にも効果的です。
3.別垢
目的:補足事項の共有やよりユーザーにフィットした訴求
別垢に誘導するアカウントも多くあります。
別垢の種類は
- サブブランド
- スタッフコーデ
- 店舗別
など
が多いです。
アパレルブランドのアカウントはブランディングに寄ったアカウントが多く、世界観が整っているアカウントならそれだけでもフォローする人は多くなりますが、それだけだと商品購入に繋げるのが難しいです。
理由は属人性や人感を出すのが難しいからです。
そこを、スタッフコーデや店舗別のアカウントなどを作成してユーザーの知りたい情報を補填することで、結果的に商品購入に繋げやすくなります。
4.インスタLIVE
目的:商品購入、コミュニケーション
アパレルブランドの商品はどうしても画像だけを見て、ECショップで購入を判断するのが難しいです。
人は何かに不安を感じると商品購入をしないので、実際に手に商品を取れない分、インスタLIVEで
- 素材感
- 着用感
- コーディネート
- 身長別の印象
など
を共有することで商品購入をしてもらいやすくなります。
また、そのやり取りでユーザーとコミュニケーションが取れ、スタッフの人柄などを知ってもらうことでファン化にも繋がります。
5.Youtube
目的:ファン化
最近では、Youtubeを行なっているブランドも多くなっており、インスタからYoutubeへ誘導しているブランドも多くなっています。
Youtubeではインスタでは伝えていないような
- スタッフの素顔
- ブランドの裏側
など
を見ることができるので、より詳しくブランドのことを知ってもらい、ファン化に繋げやすくなります。
ハイライトの導線設計
続いてハイライトを活用した導線設計についてです。
ハイライトはプロフィール下のURLに載せきれない情報をまとめて載せることができるので、導線として大活躍の機能です。
上手に活用をするとインスタ上でHPのような役割を持たせることができます。
では、ハイライトの活用法をお伝えします。
1.新作や予約販売商品の紹介
目的:商品購入
まず多いのは、新作商品の紹介です。
- 今売りたい!
- オススメ商品
をハイライトにまとめて訴求しましょう。
また、予約販売をする商品も初速の予約数が肝になるので、しっかりハイライトにまとめて訴求することが重要です。
ブランドによっては、発売日ごとにハイライトをまとめているブランドもあります。
2.インスタLIVEのアーカイブ
目的:商品購入
前述のように、インスタLIVEでは動画でユーザーとコミュニケーションをしながら紹介することができるので、商品購入がされやすくなります。
そのため、まずはインスタLIVEを見てほしいというブランドも多く、インスタLIVEの内容をハイライトにまとめているブランドが多い状況です。
また、Youtubeで紹介した商品をハイライトにまとめているブランドもあり、商品購入したいと思ったユーザーがECショップで探す手間を省くことで、より商品購入されやすい状況を作っています。
3.SALE、クーポン
目的:商品購入
SALEやクーポンもオススメです。
アパレルブランドの場合は特に、フィード投稿でSALEやクーポンのお知らせをするとブランドディングや世界観に影響する可能性があります。
そのため、SALEやクーポンのお知らせはストーリーズを中心に投稿をしてハイライトにまとめるのがオススメです。
4.スタッフコーデ
目的:商品購入
スタッフコーデを紹介することで、商品のコーディネートイメージが湧きやすくなるので、商品購入に繋げやすくなります。
モデルさんが着用したイメージだけだと実際の一般人が来た際の着用イメージが湧きづらいですが、複数人のスタッフのコーデを
- 身長別
- 体型別
- 骨格別
など
で紹介することで、イメージが湧きやすくなります。
また、スタッフによってコーデの特徴が異なるので、コーデバリエを届けることでよりパーソナライズした発信になって自分ごと化されやすくなります。
5.キャンペーンの紹介
目的:商品購入、来店促進
キャンペーンの紹介にも効果的です。
- ノベルティー企画
- 店舗限定商品紹介
- コラボ企画
- インフルエンサー来店企画
など
のイベントやキャンペーンのお知らせすることで、商品購入を促進をすることができます。
また、実際に店頭に来てもらえるような仕掛けをすることで来店促進に繋げる効果も期待できます。
6.Youtube
目的:ファン化
前述の通り、最近ではYoutubeを行なっているブランドも多くなっており、インスタからYoutubeへ誘導しているブランドも多く、ファン化に繋げやすくするためにも効果的です。
Youtubeを見てもらうことで親近感を持ってもらいやすくなるので、すぐにYoutubeが見れるようにハイライトに設置しているブランドも多いです。
導線設計の注意点
今まで主な導線設計についてお伝えをしましたが、注意点があります。
それは、導線は明確にするということです。
よくありがちな間違いとしては、
- プロフィール下のURLの部分に複数のURLを貼る
- ストーリーズの1つの投稿に複数の訴求を入れる
一度にたくさんのことを伝えたいという気持ちはわかります。
しかし、人は一度に複数の訴求をされても、どのように行動して良いのかわからなくなって迷ってしまいます。
- プロフィール上での導線
- ストーリーズ1つの投稿に対しての導線
を明確にして、ユーザーに行動してほしいことを示しましょう。
明確な導線設計を行うことが効果的に売上げUPへと繋げることができます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、インスタの導線設計についてお伝えしました。明確な導線設計をすることで効果的に売上げUPに繋げることができます。
また、導線設計ができていないだとか、これを機に見直したいという方は今回の記事を参考に設計をしてみましょう。
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