アパレルのインスタを始めたんですが、
というご相談をよくいただきます。
アパレルのインスタでは、お客様からの口コミ投稿が最も強力な集客方法と言われているので、お願いをしなくても自然にシェアしてくれるような状況を作れるのが理想です。
集客を例えしなくても、勝手に人が紹介をして広げてくれたら嬉しいですよね!
今日は、ついシェアしたくなるUGCの作り方とは?アパレルのインスタの事例を紹介します!
UGCとは?
そもそも、UGCとは何なのでしょうか?
UGCとは「User Generated Content」の略で、日本語では「ユーザー生成コンテンツ」と訳されるもので、一般のユーザーが自発的に作成し、ネット上に公開したコンテンツの総称になります。
UGCにあたるものは多岐にわたりますが、一例にはこんなものがあります。
UGCの一例
- X
- Youtube
- TikTok
- ブログ
- 写真共有サイト
- Q&Aサイト
- 掲示板
これらの媒体を活用し、個々のユーザーが自らのクリエイティビティーや体験をネット上に共有することで、世界中の他のユーザーと交流し、さらに情報が共有されます。
- アパレルの場合
- 商品のレビュー
- スタイリング方法の紹介
- 特定のブランドのアイテムを使用したコーディネート
など
が含まれます。
UGCがなぜ注目を集めているのか?
UGCはブランド側が戦略的に行う広告やプロモーションとは異なり、ユーザー自身のリアルな体験や意見が反映されているため、他のユーザーに対して信頼性が高く、影響力を持っています。
そのため、その
- 真実性
- 信頼性
により多くの注目を集めているのです。
特にアパレル商品においては、実際の着用例や使い勝手を見ることが購買意欲を高めるため、UGCは非常に強力なマーケティングツールとなります。
UGCの種類について
ここからはUGCの種類についてお伝えをします。
UGCには主に2種類があります。
UGCの種類
- 戦略的に生み出すものもの
- お客様からの自然発生によるもの
まずは2種類が存在していることを知り、それらの特性を生かして上手に活用することが重要になります。
では、この2種類について詳しく紹介をします。
1.戦略的に生み出すもの
このタイプのUGCは、企業が顧客に対して特定のアクションを促すキャンペーンやイベントを通じて意図的に生成させるコンテンツのことです。
インスタで戦略的に生み出す主な内容としては
- ハッシュタグキャンペーン
- コンテスト
- 商品提供
- クーポン配布
など
インフルエンサーやアンバサダーを活用して商品レビューからの派生が多いです。
ブランドが消費者の行動を誘導し、特定のメッセージを拡散させるため、戦略的に行う施策で、ブランドの可視性が高まり、エンゲージメントが促進が期待できます。
しかし、戦略的なUGCは高いエンゲージメントを生む可能性がありますが、不自然に感じられると逆効果になり、ユーザーからの不信感を抱かれる可能性も場合もあるため慎重に行う必要があります。
2.お客様からの自然発生によるもの
このタイプのUGCは、ブランドの介入なしに消費者が自発的に生成するコンテンツのことです。
アパレルでいうUGCは主に商品レビューになりますが、インスタでのお客様からの自然派生には
- ハッシュタグやメンション付け
- シェアしたくなる環境作り
- リポスト投稿
など
が該当します。
自然発生的なUGCは非常に信頼性が高く、新規顧客の購買決定にも大きな影響を与えるため、お客様からの口コミを集めるためには、口コミを頂きやすくする施策を行うことが重要です。
とはいえ、戦略的に生み出すUGCはブランド側からある程度導線を引いているため、シェアをしてもらいやすくする工夫がしやすく、想定もしやすいのですが、自然発生的なUGCはお客様自信が自然に口コミしたい!と思わせる工夫がより必要になってきます。
つい自然にシェアしたくなる条件とは?
戦略的に生み出すUGCはアカウントや店舗、サイト上でUGCが生まれやすいように施策を組むことが大事ですが、自然発生的なUGCの場合は商品や体験に仕掛けを作る必要があります。
では、どんなシーンで自然にシェアをしたくなるのでしょうか?
ついシェアしたい!と思うお客様の気持ちになることが重要です。
ここでは、自然にシェアをしたくなる条件について解説します。
1.自慢したい時
思わずシェアなるのは、ズバリ自慢したくなる時です!
ユーザーが自慢したくなるような
- おしゃれや可愛い
- みんなの憧れ
- 話題や人気
など
の商品購入をした時はみんなに見て欲しいですよね?
自慢したくなるような商品作りをすることで、自然にSNSでシェアしたくなる動機を与えることができます。
2.神対応な素敵なサービス受けた時
迅速で丁寧なカスタマーサービスを受けた時には顧客の満足度を高めることができるので、結果として好意的な口コミを引き出すことができます。
例
- 店舗での接客対応
- ECショップでの購入時の対応
- ラッピングの丁寧さやこだわり
など
こんな素敵なサービスを受けた!というのはシェアしたくなる要素になりますよね。
3.驚きの体験や商品を見つけた時
何かしら驚きの体験やギャップを感じた特にはシェアをしたくなります。
その驚きやギャップが大きいほどみんなに知って欲しくなります。
例
- こんなに買って〇〇〇〇円!(激安)
- リーズナブルなのにこんなに高級感
- こんなに高機能で超便利!
など
え、こんなに〇〇!!と衝撃の体験をした時は思わずシェアしたくなりますよね。
4.感動的なブランドのストーリーや体験に触れた時
ブランドの背景にあるストーリーや製品に込められた思いを知って感動したり特別な体験をした際には、その感動や特別な体験を自分のフォロワーさんに伝えたくななります。
例
- 熟練の職人技
- ブランド設立の思いに触れた
- おしゃれで可愛くて映える空間
など
すごいものを見てしまった。触れてしまった。という感動はつい誰かに伝えたくなります。
このような要素をお客様に届けることができれば、自然なUGCが生み出される可能性が高まります。
より効果的なUGCを生み出す工夫について
せっかくUGCを生み出すのならより効果的なUGCを生み出すような仕掛けを考えましょう。
特に、今ぜひ狙って欲しいのは動画でのUGCの創出です。
静止画のUGCよりも動画のUGCの方が圧倒的に効果的です。
動画でのUGCを創出することができれば、商品やブランドに対して興味を持ってもらえるきっかけになります。
ここでは、動画のUGCを生み出すメリットについてお伝えをしていきます。
動画のUGCを生み出すメリットとは?
1.より詳しい情報提供ができる
動画コンテンツは静止画コンテンツに対して
- 動き
- 音
- リズム
- 変化
など
静止画では表現できないような情報をより詳しく載せることができるので、詳しい説明をしなくても視覚的に見て他のユーザーがイメージがしやすいです。
2. 高いエンゲージメントが期待できる
動画コンテンツは静止画よりも高いエンゲージメントが期待できます。
詳しい情報に加えてエンタメ性も込みで表現ができるため、ユーザーを動画でのコンテンツに引き込むことができれば、いいね、コメント、シェアなどのアクションを促しやすくなります。
3. 信頼性を高めることができる
ユーザーが自ら撮影した動画は信頼性が高く、ブランドの広告よりも自然で親しみやすい印象を与えます。
消費者は、第三者のシェアが最も信頼性が高いとされており、他のユーザーのリアルな体験やレビューを信頼する傾向が強いです。
また、偽りのないリアルな動画はより信頼性が高く、他のユーザーに影響を与えやすくします。
4. 製品の利用方法を表現できる
UGC動画は、顧客が製品をどのように使用しているかをリアルに示すことができ、静止画に対して動画で表現した方がわかりやすいです。
これにより、他の潜在顧客が製品の使い方を理解しやすくなり、商品購入のイメージが湧くので、購買意欲を高めることができます。
動画でシェアされたアパレルの自然発生的UGCの事例
では、実際に自然発生的に生み出されたUGCにはどんなものがあるのでしょうか?
ここでは、アパレルの動画でシェアされたUGCの事例を紹介していきます。
ワークマン
届けてる内容:驚きの高機能!!
まず紹介するのはワークマンです。
ワークマンといえば、リーズナブルな上に超おどろきの高機能!!ですが、その想像を超えた高機能は思わずシェアをしたい!と思う要素です。
スタイリストのりささんのこの投稿では、多数のポケットがついたサロペットを着るカバンと題して紹介をしています。
- どれだけものが入って、いかに手ぶらで外出できるか
- どれだけ高機能なのか
という点を伝えています。
そして、その高機能ぶりが一つじゃないという点が驚きのポイントですし、動画にすることでその詳細を伝えることができています。
また、ワークマンといえば撥水加工!!このサロペットにも撥水加工が施されているのですが、一緒にコーディネートしている帽子も撥水になっていて
水を弾いている様子を動画でシェアしています。
撥水の様子は動画で伝えると機能も伝わりやすいですよね。
また、撥水加工といえば、同じくスタイリストのりささん別の投稿では、
撥水加工がされているプリーツスカートがどれだけ撥水可能なのか!?という検証をマレーシアの海で行っています。
この検証では、スカートで海の水を汲めるのかという検証を行っているのですが、エンタメ性もあり、動画で伝えられたUGCはわかりやすく楽しめます。
UNIQLO
届けてる内容:リーズナブルなのに驚きの高級感!
続いては、ANDREAのディレクターをしているYUKIKO KOJIMAさんのUGCなのですが、UNIQLOのプリーツのセットアップを紹介しています。
導入からして、感動したセットアップと表現されていて興味を引きます。
また、この動画のポイントはその高級感を動画で表現していることです。
- 細かいプリーツの雰囲気
- ドレープ感
- 高級感を感じる品のある艶感
これは静止画で表現をするのは難しく、動画であるから表現ができる点です。
届けてる内容:どんな組み合わせでもコーデが決まる!
こちらはママさんインフルエンサーのMaria.さんのUGCですが、先ほどのYUKIKO KOJIMAさん動画で紹介されたUNIQLOのプリーツ素材のシリーズのノースリーブTを使ったコーデバリエを見せています。
- どんな組み合わせ
- どんな着こなし
というのが動画でわかりやすく、エンタメ性も取り入れて伝えているので、ユーザーにイメージが伝わりやすく参考にしやすい内容になっています。
GRL
届けてる内容:この値段でこんなに買えた!(驚きのプライス)
インフルエンサーのゆかりさんによるUGCですが、この動画では15,000円でどれだけ購入できたのかというのを開封動画形式で伝えています。
なんと9点も買えた!という驚きの価格を表現していると共に、インフルエンサーのゆかりさんがどんな商品をセレクトしたのかという興味によるワクワク感を感じることができ、エンタメ性があります。
開封の儀
eri ikedaさんによる動画ですが、Diorのアクセサリーを購入した際の開封動画です。
今までの事例はプチプラ商品のUGCでしたが、こちらは高級ブランドのUGCになります。
開封をする際の様子は静止画よりも動画で伝えた方が圧倒的に効果的で、特に高級ブランドの開封の儀は何層にも包まれているので
- リボンを解く
▼ - 箱を開ける
▼ - 包装紙を剥がす
という工程が何が出てくるんだろう!?という高揚感を高める効果があります。
また、美容とファッションに関して発信されているインフルエンサーのゆりこさんはLOEWEのお財布の開封の儀を投稿にしています。
先ほどの投稿と同様に
- 高級ブランド
- 複数の包装を開ける
というのが共通点となっており、開封の際のワクワク感を感じることができます。
また、こちらの動画では
- LOEWE上陸50周年という情報
- 50周年にちなんだノベルティー
- 商品のレビュー
が行われています。
まとめ
いかがでしたか!?
UGCの創出はブランドの認知や売上げUPを叶えるためにも大事な要素です。
その中でも自然発生的にされるUGCを作る工夫とそれを動画で行うメリットが和なりますっていただけたでしょうか?
どうしたらお客様に自然とシェアをしてもらいやすくなるか、ご自身のブランドの商品やブランディングと合わせて考えてみましょう。
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