アパレルブランドを立ち上げたいけど、
というご相談をよくいただきます。
特に、会社員をしながらブランド立ち上げをする方から多いご相談です。
アパレルブランドを立ち上げるのには、多くのコストがかかるので、立ち上げの時だけでも資金を調達することができれば安心ですよね。
今日は2024年最新!アパレルブランド立ち上げにかかる費用と資金調達の方法紹介!についてお伝えします!
アパレルブランド立ち上げにかかる費用とは?
資金調達をするのにはどの程度の費用が必要で何にいくらかかるのかを把握する必要があるため、まずはアパレルブランドを立ち上げるのにかかる費用を知る必要があります。
ここでは、どんなものにいくらくらい費用がかかるのかをお伝えします。
ここで紹介する費用は一般的なものなので、どんなアイテムか?どこにお願いするかでも変わってきますので、参考程度に確認してください。
1. 製品開発費
まずは、商品化前のサンプル作成段階にかかる費用です。
- デザイン費: 約10万円〜50万円
プロのデザイナーに依頼する場合にかかる費用です。 - サンプル作成費: 約5万円〜30万円
サンプル作成にかかる費用です。 - パターン作成費:3〜10万円
パターン作成にかかる費用です。
2. 商品生産費
商品の生産にかかる費用です。
- 材料費: 約10万円〜100万円
生地や付属(ボタン・ファスナー)などの材料費 - 副資材
下げ札、ブランドネーム、洗濯ネーム - 製造費: 約20万円〜200万円
縫製工場や縫製にかかる費用 - 最小発注数 (MOQ): 工場によって異なるが、通常は数十〜数百単位
3. マーケティング費
ブランドの認知を広げるためにかかる費用です。
- ブランドロゴ・ブランディング: 約5万円〜30万円
ロゴデザインやブランドコンセプトの開発費 - ウェブサイト作成費: 約10万円〜50万円
オンラインショップの構築費用 - 広告費: 月間約5万円〜30万円
SNS広告やGoogle広告の予算
4. 物流・保管費
商品やサンプルの輸送、倉庫での商品保管にかかる費用です。
この費用がかかることを認識していない人が多いです。
- 倉庫費用: 月間約5万円〜20万円
在庫の保管場所の費用
*大量生産時にかかる費用 - 配送費: 配送の量やどこからの輸送なのかによって変動
製品の発送費用
5. 運営費
ブランド運営にかかる費用です。
自宅で1人でやる分にはかからない費用です。
- 事務所費用: 月間約5万円〜20万円
オフィススペースの賃貸料 - スタッフ給与: 月間約20万円〜50万円
従業員の給与や福利厚生
6. その他の費用
その他にかかる費用です。
- 法務・会計費用: 約5万円〜20万円
法人設立費用、会計士の費用 - 撮影費: 約5万円〜30万円
プロダクト写真の撮影費用 - 発送にかかる資材
ダンボール、紙袋、ビニール袋など
ブランドの規模にもよりますが、全体の初期費用の目安としては、最低でも50万円〜300万円程度が必要となります。これは小規模なブランドの場合であり、規模や品質、素材などによってはさらに高額になる可能性もあります。
具体的な費用に関しては見積もりを取って把握し、資金調達の計画を立てましょう。
資金調達する方法
まず、自分の貯金や資金を使えるのが最も一般的で手軽な方法でリスクは自分に限られるのでおすすめの方法ではありますが、自己資金だけでは十分でない場合があります。
そんな場合は資金調達をする必要がありますが、アパレルブランドを立ち上げるための資金調達方法にはどんなものがあるのでしょうか?
アパレルブランドをスタートするために考えられる資金調達手段をお伝えします。
1. 自己資金の確保
今ある貯金で賄える場合は良いのですが、資金が足りない場合はブランドを立ち上げる前に、副業で資金を貯める方法もあります。
本業の他に副業をすることで、そのお金をブランド立ち上げに活用することができます。
また、今の生活で使っている日々のお金の中で無駄がないか確認をし、支出を減らして貯めることも視野に入れましょう。
2. クラウドファンディング
クラウドファンディングも一つの方法で、多くの人々から少額ずつ資金を集める方法です。
クラウドファンディングの仕組み
クラウドファンディングの仕組みはプロジェクトのアイデアや製品を紹介するページをクラウドファンディングプラットフォーム上に作成し、目標金額と期限を設定します。
クラウドファンディングのプラットフォームには
- Kickstarter
- Makuake
- Campfire
など
があります。
プロジェクトに共感した支援者の方が、そのプロジェクトや商品に資金を提供する仕組みです。
クラウドファンディングを行うメリット
クラウドファンディングにはいくつかのメリットがあります。
- 資金調達できる
事前に多くの資金を集められるため、リスクを低減できます。 - 市場テスト
商品やサービスの需要を事前に確認できるため、ターゲットニーズを知ることができます。 - ブランド認知度
多くの人々にブランドや商品を知ってもらう機会になります。 - コミュニティ形成
支援者とのつながりを通じて、ブランドのファンベースを築ことができます。
クラウドファンディングをすることで、あなたや製品を「応援したい!」を作ることができるので、強いファンを作ることができます。
クラウドファンディングに必要な準備と戦略
メリットが多いクラウドファンディングではあるのですが、成功をさせるためには事前の準備や戦略に時間をかける必要があります。
必要な準備と戦略について伝えます。
①プロジェクトページの作成
まずはプロジェクトページを作成しましょう。
高品質な画像や動画を使用し、製品の魅力を視覚的に伝えます。
クラウドファンディングを成功するために必要なのは、ストーリーテリングです。
ブランドの背景や理念、商品開発のストーリーを詳しく紹介することで支援者に共感してもらい、「あなたや商品を応援したい!」と支援してもらいやすくなります。
また、明確で現実的な目標金額と期限を設定しましょう。目標が高すぎると支援者が躊躇する可能性があるので、計画が必要です。
②プロモーションを行う
そして、大事なのはプロモーションを行うことです。
プロジェクトページを作ったからといって支援をしてもらえるわけではありません。
インスタやFacebook、X、YoutubeなどのSNSを活用してプロジェクトを広く告知し、支援をお願いしましょう。
キャンペーン期間中の投稿頻度を増やし、支援者とのエンゲージメントを高めましょう。
オフラインのイベントや展示会でプロジェクトを紹介し、直接的な支援を募るのも一つの方法です。
③支援者へのリターンの設定
最後に行うことは、支援してくださった方へのリターン設定です。
支援してくださった方にに製品を他の顧客よりも早く手に入れられる特典を提供しましょう。
クラウドファンディング限定のカラーやデザインの製品を提供し、希少性を高めることで、興味を持って購入してくださる方もいます。
リターンには商品を設定しなければならないというルールはありません。商品提供には商品作成にかかるコストもあるので、
- ブランドのファッションショーや限定展示会への招待
- デザイナーとのミートアップやトークショー
など
他では手に入らない特別な体験、且つ小資本で提供できるリターンを用意することで資金が作りやすくなります。
クラウドファンディングのプロジェクト後には支援者全員に感謝のメッセージを送り、支援を感謝する気持ちを伝えましょう。
成功すれば可能性が高くなるクラウドファンディングではありますが、行うことが多いのと成功しなかったときは実現が不可になるので、ファン構築からゼロから行う際はリスクは伴います。
既にファンがいらっしゃる方にはおすすめの方法です。
3. 投資家から支援を受ける
エンジェル投資家やベンチャーキャピタルから支援を受けるのも手段としてあります。
投資家の種類や特徴とアプローチの方法
エンジェル投資家やベンチャーキャピタルについての詳細をお伝えします。
- エンジェル投資家とは?
主に個人投資家で、起業初期段階の企業に対して投資を行います。一般的には、事業経験の豊富な個人や元起業家が多いのが特徴です。- メリット
初期段階でのリスクを受け入れてくれるため、資金調達が比較的容易で、経験やネットワークを活用したアドバイスやメンタリングも提供してくれます。
- メリット
- ベンチャーキャピタル(VC)とは?
専門的な投資ファンドで、成長が見込まれる企業に対して多額の資金を提供します。
通常、成長段階やスケールアップ段階の企業に投資を行います。- メリット
多額の資金提供に加えて、戦略的支援やネットワークの提供があります。VCからの投資は、企業の信頼性を高める効果があります。
- メリット
とはいえ、投資家に普段会うことなんて中々ないですよね?投資家にアプローチするにはどうしたら良いのでしょうか?
主にはこのような方法があります。
- ネットワーキングイベントに参加
起業家向けのイベントやピッチコンテスト、業界カンファレンスに参加することで、投資家と直接対話をするチャンスを持てます。 - オンラインプラットフォームやSNSの活用
AngelListやLinkedIn、各種SNSなどのプラットフォームを活用することで、投資家とつながることができます。 - 紹介を通じてアプローチ
信頼できる仲介者やビジネスパートナーを通じて、投資家に紹介してもらうことも一つです。
投資家へのビジネスプランのプレゼン方法とコツ
投資家の方に資金を投資してもらうためには、きちんとした計画を練ってプレゼンを行う必要があります。
投資してもらうためには魅力的なビジネスプランを作成しましょう。
投資をしていただくには、その事業が成功しそうかどうかというのがポイントになります。
魅力的なビジネスプランの作成方法
- 市場調査と分析をする
市場の規模やターゲットユーザー、競合分析を詳細に行い、自ブランドのポジションを明確にしましょう。 - 事業モデルの明確化を行う
収益モデル、コスト構造、成長戦略を具体的に説明しましょう。 - 財務計画を練る
売上予測、費用計画、利益計画などの詳細な財務見積もりを提供しましょう。 - リスクと対策
- 潜在的なリスクを認識し、それに対する対策を説明する。
プレゼンテーションのコツ
- 簡潔かつ明確に
プレゼンテーションは簡潔に、要点を押さえた内容にすることがポイントです。投資家が興味を持つポイントを強調しましょう。 - ビジュアルを活用
画像やグラフ、図表などを用いた資料を活用して、視覚的にわかりやすくしましょう。 - ストーリーテリング
ブランドのビジョンやミッション、起業の背景などを感情に訴える形で語り、投資家の共感を引き出しましょう。 - デモンストレーション
実際の製品やサンプルを使ったデモンストレーションを行い、製品の魅力を直接見せましょう。 - 質疑応答の準備
投資家からの質問に対して、的確に回答できるよう準備しましょう。特に市場分析や財務計画に関する質問には要注意です。しっかり準備をして臨みましょう。
4. 補助金や助成金の申請
政府や地方自治体が行う補助金や助成金の活用をするのもおすすめです。
補助金や助成金は事前に申請を受けて条件をクリアすれば、降りるのと手間はかかりますが、リスクはないのでとても有効です。
特にブランド立ち上げ初期に資金に悩む方に取取っては最もおすすめの方法です。
アパレルブランド立ち上げにおすすめの補助金の種類
前の章で、補助金や助成金についてお伝えをしましたが、ファッション業界でどんな補助金を申請できるのか気になりますよね。
補助金や助成金で調べると色々出てきますが、実際にどれに申請したらいいかわからない。という方もいらっしゃるかと思うので、ここではファッション業界におすすめの補助金を紹介します。
海外事業の拡大等を目的とした設備投資等を支援。海外市場開拓(JAPANブランド) 類型では、海外展開に係るブランディング・プロモーション等に係る経費も支援。
- 募集期間
令和6年3月11日(月) 〜令和6年3月27日(水) 17時
現在18回公募終了。
*定期的に行っているので、サイトでチェックする必要あります。 - 補助上限額
3,000万円 - 補助率
原則1/2(企業規模等によって異なります。)
3.共同・協業販路開拓支援補助金
地域振興等機関が中心的な役割を担い、10以上の中小企業・小規模事業者の商品・ サービスの販路開拓に取り組む事業を支援。補助経費には、展示会等への出展費用等が 含まれます。
- 募集期間
令和6年 5月29日(水)〜令和6年 6月28日(金)15:00 - 補助上限額
5,000万円 - 補助率
定額又は2/3(経費区分により異なります。)
各補助金には、公募期間というものがあり、その期間に申請をすることが必要です。
とはいえ、どのように申請したら良いのかわからない方も多いかと思います。
助成金や補助金の申請は一人でやろうとすると大変です。
申請することには対してはリスクはありませんが、闇雲に申請をしても補助金が下りません。
申請を通すためにはコツがあるので、プロにお願いするのが時間も労力も削減でき、結果通りやすくなります。
これに関しては、私もプロではないので回答が仕切れないのですが、私の背景で補助金申請に特化した方がいらっしゃるのでお願いすることが可能です。
もし、補助金申請でお困りの方やご相談がありましたら、私のLINEまでご相談ください。
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まとめ
いかがでしたか!?
今回はアパレルブランド立ち上げの際の資金調達の方法をご紹介しました。
資金の調達は簡単ではありませんが、しっかり準備を行って臨むことで得られる可能性があります。
また、資金調達の準備を行う中で必要なコストなどを把握しプレゼンする能力も付けられるのはメリットです。ブランド立ち上げの夢を叶えるためにも、ぜひ活用をしましょう。
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