インスタでアパレルブランドのアカウントを開設し投稿し始めたけど
というご相談をいただきます。
商品購入に繋がらないのは、自分が伝えたいことばかりを伝える自己満投稿になっていて、ターゲットの知りたい情報が提供できていない可能性が高いです。
ターゲットの知りたい情報を提供していくことで商品購入につながりやすくなります。
今日は、インスタで洋服が欲しくなる魅力的な投稿作成の方法とは？アパレルの事例を用いて紹介についてお伝えします！
消費者が商品が欲しいと感じる時はどんな時？
まず、消費者が商品が欲しいと感じる時はどんな時かをイメージすることが大事です。
商品をプロモーションする時に、多くのアカウントがその商品のポイントとなる機能（メリット）を打ち出していますが、実際に消費者はアパレルブランド側が「売り」と思っている「機能」にはぶっちゃけ興味がありません。
では、どんな点に興味があるかというと、
「その商品を購入したらどうなれるのか？」という将来得られる未来です。
この将来得られる未来のことをベネフィットと言いますが、このベネフィットが得られた時に消費者は商品購入をしたいと思います。
ベネフィットを伝えることが重要
商品を訴求する時は、機能的訴求も必要なのですが、このベネフィットに訴求することで商品購入がされやすくなります。
それはベネフィットを伝えることで、自分の将来がイメージされやすくなるからです。
では、機能とベネフィットの違いを具体例を含めて紹介します。
例えば、高品質な麻100%でできたワンピースがあるとします。
素材にこだわった商品ほど、ブランド側はその高品質な素材という「機能」を売りたくなります。
しかし、消費者が知りたいのはそのような機能面ではなく、実際にそのワンピースを着た時にどうなれるのかという、「得られる未来」の部分です。
そのため、そのワンピースが高品質な麻100%でできているだけでなく、
- スタイルアップができる
- モテ確定
- 暑い夏も快適に過ごせる
- おしゃれにリゾート気分が味わえる
など
といったベネフィットに訴求することで、購入後のイメージがわけ購入されやすくなります。
ベネフィットを伝えるために必要なこと
ベネフィットを伝えましょう。という風に言うと、ベネフィットがわからないという方が結構いらっしゃいます。
ベネフィットはお客様のお悩みに訴求するので、ベネフィットがわからないというのは、お客様のお悩みがわかっていないということです。
お客様が実際にどんなことに悩んでいるのかをリサーチして、ターゲット理解をしましょう。
ターゲットのお悩みを知る方法としては
- すでにいるお客様に聞く
- ターゲットとなりそうな方に聞く
- ブランドのアカウントのフォロワーさんに聞く
など
をし、できるだけリアルなお客様の声を収集するようにしてみてください。
インスタでの商品の魅力の伝え方
では、実際にインスタの投稿でどのようにすれば商品の魅力が伝わり、商品購入につながる投稿にすることができるのでしょうか。
インスタでの商品の魅力の伝え方についてお伝えしていきます。
商品の魅力の伝え方
- キャッチコピーで魅せる
- 画像で魅せる
- 投稿文で魅せる
- 価値観や過程を見せる
これを具体的に事例を交えて伝えていきます。
1.キャッチコピーで魅せる
まず1つ目がキャッチコピーで伝える方法です。
機能をキャッチコピーを使って伝えることでイメージが湧きやすくなります。
ワークマンの事例が分かりやすいです。
ワークマン
ワークマンといえばこの商品というほど、一時メディアで話題になった高撥水のアイテムがあります。
ブランド側が伝えたいことは高撥水の商品であるということですが、高撥水と言っても消費者にはイメージがしにくいです。
そこで高撥水という言葉の代わりに、「ケチャップも弾く！」とキャッチコピーを使うことで、より消費者にイメージがしやすくなっています。
ケチャップと言うと油分も含むので洗濯時に落ちにくいイメージがありますが、
と、このキャッチコピー一つで興味付けすることができ、消費者心理に刺さります。
2.画像で魅せる
2つ目の事例は、画像を使って魅せる方法です。
インスタは画像や動画を使って投稿をするため、動画や画像を使って効果的に訴求しましょう。
動画や画像を使うことで、文章だけでは伝わりきれない世界観や雰囲気まで伝えることができます。
JUSGLITTY
JUSGLITTYは、20代から30代のOLさんをターゲットにしたブランドですが、インスタの投稿ではターゲットとなる方に向けて、
- 具体的な着用シーンのイメージ
- 憧れの提供
をしています。
OLさんのおしゃれなカフェでの着用画像を入れることで、そのお洋服を着た具体的なシーンがイメージできるだけでなく、
という憧れを引き出すことができるので、購入がされやすくなります。
3.投稿文で魅せる
インスタは投稿画像や動画がメインの SNSですが、投稿文でもその商品の魅力を引き出すことが可能です。
画像を使うことで、その洋服のイメージやシーンのイメージというのは伝えやすいのですが、具体的な詳細までは分かりません。
そのため、画像や動画に加えて投稿文を加えることでよりイメージを膨らましやすくします。
nairo
nairoでは、まず先ほどの画像で見せる手法で、
- 着用シーン
- 憧れ
を見せた上で、投稿文に商品の説明や魅力を補足で伝えています。
夏のお出かけ、お呼ばれにもこれ一枚で。
と記載されていることで、画像としては夏のお出かけシーンですが、この説明があることで
とイメージがしやすく、マルチがシーンで万能に活躍するアイテムということが伝わると、より購入がされやすくなります。
4.価値観や過程を見せる
投稿文を使って見せる方法のもう一つの手法が、価値観や過程を見せるということです。
人は、その商品の背景に隠れているストーリーに惹かれます。
先ほどと同様に、商品画像や動画に加えてこの商品の裏にあるストーリーを伝えることでより興味を引きやすくします。
wafu
wafuは、高品質な麻を使った商品を展開するファクトリーブランドですが、商品に対する
- 思い
- 価値観
- ものづくりの背景
を見せるのがとても上手で、この思いや価値観、ものづくりの背景に共感するに強いファンが多いのが特徴です。
この投稿では、脇の汗染みに悩むスタッフの発案で作られた脇の汗染みの軽減されるリネントップスに対する思いが綴られています。
投稿の抜粋
- 彼女は悩んでいました。
- 脇汗と戦っているのは私だけじゃない。
- 脇の汗染みが軽減される薄地のリネントップスの開発に命を燃やしました。
この投稿を同じように悩む消費者が見ることで、共感を得ることができるだけでなく、
という気持ちにさせてくれて、よりファン化も進むので商品購入に繋がりやすくなります。
まとめ
いかがでしたか？
今回は、インスタでの商品の魅力の伝え方についてお伝えしました。
多くのブランドが機能面を伝えたがりますが、実は消費者がそこを求めていないことはわかっていただけたでしょうか。
インスタでは、画像や動画を使って投稿するため比較的イメージがしやすいですが、より工夫することで商品の魅力がイメージがしやすくなり、商品購入に繋がりやすくなります
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