アパレルブランドのインスタ運用をするにあたり
というご相談をいただきます。
アパレルブランドにとって、動画を活用すれば商品の特性を伝えやすくなるので、上手に活用すれば購入に繋げやすくなります。
しかし、購入に繋げやすくするリールを投稿するには、まずはリールの特性を知った上で既にリールで反応の出ている投稿を参考にすることが重要です。
今日は思わず購入したくなる!リールの投稿上手なアパレルのインスタの投稿事例についてお伝えします!
インスタの中でのリールの特性とは?
インスタの投稿というとフィード投稿のイメージが強いかと思います。
しかし、今の時代、SNSを攻略するためにはショート動画の活用が欠かせません。
まずは、インスタの中でのリールの特性についてお伝えします。
リールの特性とは?
- 高いエンゲージメントが得られる
- アルゴリズムの優遇
- クリエイティビティーの表現
- アカウントに属人性を出せる
- 短時間で多くの情報伝達が可能
1.高いエンゲージメントが得られる
リールは短い動画の中に、エンターテインメント性が高いため、視聴者の興味を引きつけてエンゲージメントを得られることが可能です。
通常、数秒から数十秒の短い尺で構成されており、エンターテインメント性が高いため、ユーザーの興味を引いてエンゲージメントを促進することが可能です。
また、リールは視覚的な要素が豊富で、音楽やエフェクト、トランディションを効果的に利用することでユーザーの感情に訴えかけることができます。
エンターテインメント性が高いコンテンツは、視聴者の感情に影響を与え、共感や驚きなどの感情を引き出しやすく、結果シェアやコメントといった形でエンゲージメントにつながります。
2.アルゴリズムの優遇
インスタのアルゴリズムでは、リールを優遇してより広い範囲のユーザーに表示されやすくなっています。
その理由としては、競合の
- TikTok
- Youtubeショート
の存在が大きいです。
今はショート動画が注目されている時代の中で、他のプラットフォームも動画コンテンツを強化してユーザーを引きつける戦略を取るためです。
また、多くのSNSの最終目標は、ユーザーがそのSNS上で過ごす時間を最大化することです。動画コンテンツは視聴に時間がかかるため、自然とプラットフォーム上の滞在時間が長くなります。リールや動画は、画像やテキストよりもユーザーの注意を長く引きつけることができるため、アルゴリズムによって優遇される傾向があるのです。
3.クリエイティビティーの表現
リールを使うことで
- 音楽
- エフェクト
- 動き
- ストーリー性
を組み合わせて創造的に表現することが可能です。
組みわせることで、よりシーンをイメージしやすく、ユーザーの感情を動かすクリエイティビティーある動画を作成することができます。
5.短時間で多くの情報伝達が可能
リールを使用すると、短時間で多くの情報を伝えることが可能です。
情報量は
- 画像は文字の7倍
- 動画は文字の5000倍
の情報を伝えられるといわれています。 また、1分間の動画から伝わる情報量は、文字に換算すると180万語になるとの結果も出ているので、その伝えられる情報量は圧倒的です。
アパレルの場合だと動画だけでは情報を伝えにくいものも、動画を活用することで伝えやすくなるため、多くの情報を伝えることでユーザーの知りたい情報を伝えることができるので、販売に繋げやすくなります。
商品購入に繋がりやすいリールの投稿の内容とは?
では、リールではどんな内容を投稿していけば商品購入に繋がりやすくなるのでしょうか?
画像では伝えきれない内容を映像でしか伝えられない情報を
- 世界観
- 情報量
- 音楽
- テロップ
を最大限に活かして表現することが大事です。
<リールの投稿例>
- アイテム紹介
- コーディネート紹介
- 着こなしのポイント紹介
- 着用感
- 商品の素材感
- 商品作りの裏側
- VLOG風の着用動画
- LOOK BOOKなどブランディング的な動画
など
フィード投稿と似たようなテーマもありますが、いかに画像では伝えられない情報を動画を動画を使ってわかりやすく伝えるかがポイントです。
動画でわかりやすく伝えることで、商品購入に繋げやすくなります。
リール作りの超重要な2つの注意点
リール作りで超重要な注意点が2つあるので紹介します。
- はじめの2秒が命
- バズる目的で動画を作らない
の2点です。
①はじめの2秒が命
リールははじめの2秒以内で引き込み、興味が持たれないとスルーされてしまいます。
はじめの2秒以内に興味を持たれるような工夫が必要です。
音楽や映像、テロップなどを最大限に活かしてユーザーの興味を引き込む工夫をしましょう。
②バズる目的で動画を作らない
リールは外部リーチされやすいのが特徴のため、「バズりたい」と思う気持ちはすごくわかります。
ただ、それだけを目的とした投稿をすると、アカウントの目的と違う目的でリールがバズってしまうとターゲットと違うフォロワーが増えてしまう可能性があり、対外的な数値は良くても、本当にターゲットとしたいフォロワーが集まらず、結果アカウントの体制が悪くなってしまいます。
実は、私はつい最近リールが約50万以上再生され多くの方からフォローもされたのですが、ターゲットではないのでは?という方からも多くフォローされたという経験があります。
もちろん、アカウントを大きくし、集客&販売へ繋げていくためにはフォロワーの母数は必要ですが、ターゲットが必要としたコンテンツを配信した上でバズる投稿やフォロワーを増やすことが重要です。
ターゲットと違うフォロワーが増えるとアカウントのフォロワー層の質が低下してしまいますので、バズることはいいのですが目的に合わせた内容でバズらせることを目標としましょう。
そのためには、あくまでターゲットニーズに応えるということが重要です。
リールが上手なアカウントの投稿事例
ここからは、リールが上手なアカウントの投稿事例についてお伝えをします。
各アカウントによって特徴がありますが、リールを見ることで商品が気になって欲しくなる仕掛けを入れています。
では、アカウント別に紹介します。
1.Her lip to
まず、紹介するのはHer lip toです。
Her lip toはとにかくリール全般の見せ方が上手です。
ブランディングを保ちながら、消費者のほしい情報をリールで表現しています。
- シリーズのアイテムのバリエ
- 身長別のコーデ
- カラーバリエ
など
1つのリールでは複数人を起用して見せることで、雰囲気も伝わるので
- どのサイズを購入するのか
- どのアイテムを購入するのか
- どのカラーを購入するのか
といった比較検討がしやすいのが特徴です。
2.NOBLE
NOBLEは同じアイテムを色やコーデの組み方で比較する見せ方が上手です。
- ON/OFFコーデの提案
- カラー別のコーデバリエ
など
同じアイテムでもどの色を購入するのか決める際の参考にしやすいです。
3.nairo
続いて紹介するのはnairoです。
nairoのリールの特徴はユーザー目線の動画です。
- カーディガンが可愛すぎる
- 158cmでMサイズを選びました。着丈ちょうどいい。
- シボ感があってシワになりにくいのが嬉しい
- ゴールドのボタンが華やか
- フリルスカートと合わせようかな
- パンツと合わせてみようかな
といった、一ユーザーが抱きそうな感情をそのまま表現しており、同時にユーザーが抱く商品への疑問も解説しているので、商品の特性がわかります。
また、すごいのはスカートとパンツに合わせた場合のコーデ提案もされている点です。
ここまで詳細に解説がされていると商品購入がしやすくなります。
4.UNFILO
次に紹介するのはUNFILOです。
UNIFOLOはお子さんのいるママが顧客に多いことから、様々なシーンを想定させるコーデ提案が上手です。
- 運動会
- セレモニー
- 旅行
- ON/OFF可能
と、こんな時どんなコーデしたらいいのかな。っていう困った際の参考になります。
5.9090
続いて紹介するのは9090です。
9090のリールの特徴は親近感とリアルです。
まず、親近感を感じるポイントとしては
- 自宅を思わせる空間での撮影(実際は不明だが、おそらく自宅)
- 親近感のある口調
- 身長や骨格タイプ、16タイプのシェア
がされており、ブランドのスタッフというよりは友達の感覚で見ることができます。
そして、リアルに関しては新店OPENのお知らせを他店舗のOPEN日の様子を交えて紹介しています。
リアルな大行列の動画をシェアすることで、どれだけ盛り上がりが出ているのかを見せることができます。
6.wafu.
最後に紹介するのは、wafu.です。
wafu.のリールは一味違った動画になっています。
一言で言うと圧倒的な世界観で商品への思いが伝わる投稿となっています。
- 商品への熱い思い
- スタッフの作業シーンというブランドの裏側の顔
を交えてシネマティックな動画にすることでブランディングを確立しています。
1点1点の商品をこだわりを持ってこんなスタッフたちで作っていますよ。という裏側を見ることで、ブランドや商品の魅力が伝わり興味が湧きます。
興味が湧くことで商品購入に繋げやすくなります。
また、商品紹介に関しても単なる商品紹介ではなくコント風になっているので、思わず「なんだろう。」と思わず見てしまう動画が面白いです。
着用しているスタッフが決してモデル体型ではない方が着用しているので親近感と魅力が伝わるポイントになっています。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、売上げUPに繋げるリールの特徴と事例を紹介しました。
アパレルブランドとしてはブランディングを伝える動画は重要ですが、それだけだとなかか商品購入までに至りません。消費者が知りたいと思う内容を表現してあげることで、商品購入がされやすくなります。
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